REPORT【報道】
【前半戦総括】ホンダ山本雅史MD「フランス〜オーストリアGPでの熱対策、それがターニンポイントでした」
2019年シーズン前半戦の12戦で、2勝・6度の表彰台を獲得したホンダだが、当初の目標としていた「モナコGPまでに勝つ」というターゲットは達成できなかった。
しかしその後オーストリアGP以降に急激な成長を遂げることができたのは、カナダGP・フランスGPで直面した熱害問題とそれへの対策でより限界近くまでパワーユニットのパフォーマンスを引き出すことができるようになったからだという。
ホンダの山本雅史マネージングディレクターに前半戦総括を聞いた。
ーーレッドブルと組んで2勝を挙げ、トロロッソの1回を含む6回の表彰台を獲得したシーズン前半戦を振り返って、どのようにご覧になりましたか?
「シーズン前半戦で一番印象深かったのは、フランスGPでマックス(・フェルスタッペン)がスタートでシャルル・ルクレールに並びかけて一瞬抜きかけたのにその後に軽く千切られてしまったことです。実はあの時、ホンダ勢の中でマックスのマシンだけがオーバーヒートしていて、セーフモードに入ってしまったんです。フォーメーションラップの走りでどうして他の3台はオーバーヒートしていなかったのにマックスだけがそうなってしまったのか、それを解析して対策を施した上でオーストリアに向かったんです」
ーーカナダGPでも集団の中でパワーが低下するという事象が発生しました。
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アロンソの話、出てますね(笑)。
“中心”のフェルスタッペンは、「チームメイトが誰であろうと気にしない」、「年上のドライバーよりも僕の方が完成されている」と言っているので、大丈夫そうなんだけど(笑)。
レッドブルも割と近い過去に何度かアプローチしてるし、ニューウェイはフェルナンド押し。
「フェルナンド ダメ 絶対!」
ですか~。ハァ。
「オメーはキレーだが、(タッペン援護しつつ)優勝3回したらチャラにしてやる」(5回でもいいよw)
ぐらい言えるとカッコイイんだけど。
「1000年恨みます~」
は、カッコ悪いですよ。
「Sports Grafhic Number Web」にアロンソについて、TOYOTA GAZOO Racing でチームメートであり、レッドブル・ホンダの第3ドライバー(笑)でもあるセバスチャン・ブエミの分析が掲載されています。
・勝利への執念が強い
・ディティールへのこだわり(初めの頃は、オンボード映像を繰り返し見る。分厚いマニュアルを読み込む)
・努力を惜しまない(少しでも速くなるためなるためのコツやノウハウを積み上げる努力を惜しまない)
・コツをつかむのが早い(WECでは先輩のブエミに教えるぐらいw。速く走らせるコツを自力で発見)
・レース状況を俯瞰して速く走らせる最適解を瞬時に見つける能力が高い(特に込み合ったコース上で顕著)
・世界で最も完成されたドライバーになるという目標がある
フェルスタッペンみたいな自立したドライバーだったら彼から自然と学んでいくと思いますね。もう一段階上へと手と手を取り合って昇って行きそうですけど(笑)。マシンへのフィードバックも大きいと思われます。その辺はニューウェイ先生が喜びそうかな。
フェルスタッペンの同僚としては、アルボンやガスリーやクビアトでは、役者が何枚も足りなさすぎです。どうしてもアロンソが嫌というなら、フェッテルとかライコネンとか強奪してこい(笑)。ボッタスでギリ。ロズベルグ復帰?無いな~(笑)。絶対無いということは絶対無い?(笑)。
来年、ドライバーズチャンピオンとコンストラクターズチャンピオンを本気で考えているのは誰かな。その本気で考えている人は、今の現状(惨状?)に満足しているのかな。。。
ドライバーが絶対的存在だった頃の最後の1人がアロンソだったのでしょう。
今はNASAのミッション並みにバックヤードで膨大なスタッフが動いて成り立ってます。「チーム・アロンソ」じゃダメで、チームの一員として働かなくては。
協働するにはお互いのリスペクトが欠かせませんが、アロンソとホンダが関係を結び直すのはもはや不可能でしょう。
メルセデスやフェラーリが敬遠してるのも同じですね。
それはその通りなんですけど、車を動かすということではドライバーの役割は決して小さくなってないと思うんですよ。フェルスタッペンとガスリーの差を目の前でまざまざと見せつけられたばかりですし。この議論を突き詰めていくと、ドライバーはロボットでいいという話にまでいってしまいますので、やはり、特殊な才能を持った英雄たちの戦いという側面は無くせないのではないかと思います。
アロンソとホンダとの絆の問題については、双方に解決の意思があれば、不可能ということはないと思うのですけどねぇ。記者質問で仕込んで、フェルスタッペンに「アロンソがチームメートでも気にしない」と言わせてみるとか(笑)。意外とホンダに気を遣うかもですけどねぇ。
8月17日現在、ピーゲートに、アロンソがガスリーの代役を拒否したネタと、トーチュウに、フェッテルのレッドブル復帰&クビアトのハース行きのネタがありますね(笑)。こないだのレッドブルのアナウンスには、このぐらいの含みはありそうですけどね。。。
離婚した女性に「確かにモラハラDV男だけど、仕事は出来るし収入も高い。ヨリを戻して再婚すれば?」って言っても『マジ無理』で終わりでしょうね。
ファンの想いとは別に当事者にしか分からないこともありますし。アロンソを乗せたらホンダの開発者の士気が下がりそうです。
ベッテルかボッタスが来るならクビアトをハースに出すのはあり得るかなと思います。でもヒュルケンとの比較ならクビアトの方がいいですね。
『今週勝つからリリースを用意しとけ』・・・(笑)
切らずに出してくれると元部長がよくわかります。
アロンソの件はさておき、意外とメルセデスはPUのマージンを取ってないのかなという気もします。
単に冷却系のキャパシティ不足という単純な話でもないのでは?
もっと余裕を持った運用をしているのかと考えていたのですが、フェラーリに対抗するため熱的に厳しい領域で使っていたのかな?
それに対してホンダは壊れるのを嫌って安全マージンを多く取っていたから、熱害の影響が小さかった?
たとえばメルセデスが95%で使っているところをホンダは90%までで使っていたとか。
それはメルセデスが壊れないギリギリでPUを使い切ることが出来ているという意味ですが。
フェルスタッペンの「ホンダをプッシュする必要があった」などの発言を読むと、そんな妄想をしてしまいます。
結果としてホンダがマージンを取り過ぎていたというのは事実だと思います。狙ってそうしていたというよりも、パワーユニットの限界値を掴むシミュレーション能力が足りていなかったと言うべきかもしれません。以前から予選パーティモードが使えないのもそのあたりに理由がありますしね。