【特別レポート】モータースポーツ関連メディアに衝撃、『AUTOSPORT』『F1RACING』買収

　日本GPを目前に控えた木曜日の10月6日、レース業界に衝撃が走った。Motorsport.comがライバルであるAutosport.comをはじめとしたメディア買収を発表したからだ。

　Motorsport.comを運営するMotorsport Network社は、世界的に有名な雑誌『Autosport』やそのウェブ版である『Autosport.com』、雑誌『F1RACING』など、英国ヘイマーケット社が保有するモータースポーツ関連メディアを買収したと発表した。買収対象には、同社のメディアのみならずマクラーレン・ホンダなどの公式広報写真を手がける写真エージェンシーであるLAT Photographicも含まれている。

　Motorsport.comはアメリカのマイアミに拠点を置くメディアで、F1などヨーロッパのモータースポーツに関しては後発。しかし数年前から世界展開に力を入れており、英国版や欧州各国版、さらに2016年には中国版に続いて日本版もスタートするなど拡大路線をとり、ヘイマーケットの運営するAutosport.comとライバル関係にあった。