【特別レポート】日本の2016年F1放送、フジテレビ継続へ向け努力も課題山積
いまだに日本における2016年のF1テレビ放送が決まっていない状況が続いていますが、フジテレビによる放送継続に向けて交渉は最終局面を迎えつつあるようです。しかしまだいくつかの課題が残されてもいるようです。
既報の通り、FOXスポーツアジアがアジア全域のF1テレビ放映権をFOMから取得したため、フジテレビはそのうち日本放映権の買い取り交渉を行なっている状況です。FOXは日本向けの番組制作ができる体制ではないため、フジテレビに放映権を売却する方向で考えており、あとは金額面の折り合いが付くのを待つだけだと思われます。逆に言えば、もし両者の交渉が決裂した場合、日本でのF1放映がなくなる可能性もあるというわけです。
一方、フジテレビはCS放送のフジテレビNEXTの加入者をつなぎ止めるためにもF1放送が欲しいところ。ブンデスリーガも15-16シーズン以降の放送はなく、目玉と言えるコンテンツはF1だけ。実際にF1の放送がなければ7割以上の加入者が解約すると推測されています。
しかし交渉がここまでずれ込んでしまったため、フジテレビ本体としての2016年度の予算編成はすでに終わってしまっている状況。これからF1放送が決まったとしても、従来のような充分な予算での体制作りは難しいかもしれません。
ここ数年は年間12〜13戦にスタッフを派遣し現地のコメンタリーブースから放送してきたのに対し、その数は削減されることになるかもしれません。
そしてもうひとつの問題が、デジタル配信に関してです。
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