【2014年総括インタビュー】GP2佐藤公哉「才能の違いを思い知らされた1年でした」
佐藤公哉のGP2でのデビューシーズンは、並行して参戦しタイトルを獲得したAutoGPとは対照的に、入賞1回のみという厳しいものになった。チームのマシンセットアップ方針や考え方の違いに苦しみ続けてきた公哉だが、シーズンを終わった今となっては上位で戦うトップドライバーたちに才能の違いを見せつけられたと語る。その違いとは?
ーーGP2最終ラウンドのアブダビの2レースが終わりました。レース2はスタートで出遅れてしまって……。
「今シーズンで一番悪いスタートでした。クラッチの……パドル操作をする右手の問題で(苦笑)。それで1回エンジンが止まっちゃって。『あぁ、止まっちゃった!』と思ったんですけど、もう1回(クラッチパドルを)押したらエンジンがかかったんでなんとかスタートできましたけど、気が付いたときにはみんなもう随分前に行っちゃってました。その後はずっと抜けないレースでしたね。スリップに入っていても全然近づきもしないし抜けないし。エンジンがリミッターを打ってるわけではなくて伸びていってはいるんですけど、多分向こうも伸びていて。謎のスリップ聞かない症状でした。まぁ、グリッドに行く時に排気管がおかしかったんで(センター集合部分が割れていて交換)、そのせいもあったのかもしれません。シフトダウンもおかしかったですし……」
ーークルマのセットアップは?
「レース1(夜開催)とは温度とかコンディションが全然違うんで単純に比較はできないですけど、セットアップを変えたのが思っていたほど良くなってなかったですね。なんでだろうってエンジニアとも話していたんですけど。涼しいレース1の段階でもすでにリアがオーバーヒートしていたんですけど、暑いレース2はもうすぐにズルズルになってしまって。走り始めるとすぐに温度が上がっちゃって。レース1では立ち上がりで優しく踏めば温度を一定にすることはできたんですけど、レース2は一定にならなくて悪くなる一方でした。そうなるとリアブレーキも効かなくなるし、そのロックがまたリアタイヤの温度を上げるし、どんどん悪循環に入っていっちゃうんです」
ーーAutoGPではタイトルを獲ったけど、GP2では結局ロシアでの入賞1回のみという結果でシーズンが終わってしまったわけだけど……?
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