【緊急取材】小林可夢偉「状況は厳しいけど、F1に残るべく最善を尽くすためにここに来ました」

　ケータハムが欠場したUSGPだが、小林可夢偉は来季に向けたシート獲得に望みをつなぐため、現地入りして交渉を行なうとともに、海外のメディアに対してアピールを行なった。

　現状はかなり厳しいと吐露する可夢偉だが、それでも最後まで諦めることなく可能性を探りたいと語った。そして2014年新レギュレーションのF1を知る唯一の日本人F1ドライバーとして、来季からF1に参戦するホンダとの関係を期待する声に対しても、そうなれば嬉しいと明言した。

ーーチームが不参戦ということになってしまいましたが、今の心境は？

「ご覧の通り、ロゴも何もない黒いシャツで来てますからね。今週はレースはできないし、ブラジルにも行かないし、アブダビもどうなるか分からないし。正直言って、チームの状況について詳しいことは僕には分からないです。チーム経営陣から連絡はなかったし、ネットで見て状況を知ったくらいです。あとはチームスタッフのみんなから個人的に連絡をもらって状況を理解したという感じです。

　こういうかたちで終わりを迎えてしまうことは残念ですけど、でも、ここまで15戦走らせてもらったことは幸運だったと思うし感謝しています。2014年型パワーユニットの経験を積むことができたし、その経験があることが今後に向けた交渉の売りのひとつになりますからね」

ーーアブダビGPはまだチームが出走する可能性もある？