REPORT【報道】

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 夏休みに突入ということで、リアルスコープ祭りを開催! たまっている取材ネタをドシドシ公開していきますよ!

 

 まずはF1の表彰式が行なわれるポディウム。まさに『勝者の玉座』といった雰囲気のギラギラした表彰台ですが、2012年イギリスGPからこの最新型表彰台が導入されて現在に至ります。FOMが制作し、全グランプリに輸送して同じものを設置・運用しています。

 

 銀色を基調とした重厚感のあるデザインで、一段奥まったバックパネルにはそのグランプリのタイトルスポンサーのロゴが掲示されます(ない場合には他のスポンサーロゴ)。左右のサイドパネルには歴代チャンピオンの名前とサインが刻印されています。サポートレースを含めて表彰台が使われることがない金曜日までは、中央のバックパネル部分も歴代のチャンピオンたちの肖像が並んでいます。

 

 表彰台の下にはそのグランプリ開催国の国旗が貼られています。

 

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 設置されるのはピットビルディングの通常の表彰台がある場所。そこに無理矢理このFOM表彰台を設置してしまうのです。もちろん、各グランプリ開催サーキットの表彰台のサイズは規定されているので、この表彰台もそのサイズにピッタリと合うように設計されているのです。

 

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 こちらが表彰台の上。地面には緑色の絨毯が敷かれ、その上に1位・2位・3位のお立ち台と、2位の横には優勝コンストラクター代表者のお立ち台も。F1のロゴも合わせて透かし彫りのようになっていて、ボンヤリと光ります。台のエッジの部分にはLEDが埋め込まれています(使わないときには冒頭写真のように黒い専用のカバーが被せられています)。

 

 そして表彰式が行なわれる前にはMUMMのシャンパーニュがそれぞれの位置に用意されています。ちょっと見づらいですが、各お立ち台の前にはMUMMのロゴが貼られています。

 

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 トロフィーはサイドテーブルの上に飾られていて、表彰式が始まると各順位のプレゼンターに手渡され、ドライバーとコンストラクターズ代表者に贈呈されます。プレゼンターは「開催国の首相・閣僚クラスの政府関係者か、それに準じた相応の格のある人物」とレギュレーションで定められています。国王とか首相が表彰式に登場するのは、そのためなんです。日本ではあまり例がなく、ほとんどは主催者であるモビリティランドの社長や鈴鹿市長などが務めていますね。

 

 よく見ると横のパネルの断面もLEDが埋め込まれているのがお分かり頂けるかと思いますが、これらはテレビ映りを意識した照明です。

 

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 実は地面や天井にもLED照明が多数取り付けられていて、登壇したドライバーたちを照らし出しているのです。夕方にチェッカーを受けるオーストラリアGPなどではその効果が良く分かりますね。

 

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 さて、表彰台の裏側に回ってみましょう。表彰台の本体はトラス組みで実はシンプルな構造です。

 

 バックパネルの上部には各ドライバーの国旗を表示するモニターが取り付けられています。それぞれがコンピュータで作動していますので、雨天でもきちんと作動するように厳重な装備になっています。

 

 実はこの国旗がモニターになったのは今年からで、去年まではただのパネルがクルッと回って出て来るというアナログな方式でした。

 

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 なので、裏側にはFOMのスタッフが待機していて、レースが終わって順位が確定してから表彰式が始まるまでの間に大急ぎで国旗パネルを用意してマグネットで貼り付けていたという(苦笑)。で、表彰式が始まるとこのパネル部分がクルッと回転するんです。

 

 ちなみに現在では、表彰台が使用されないときはこのモニターにはレースのロゴや過去のそのグランプリの優勝者の顔写真などが表示されています。

 

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 GP2やGP3、ポルシェカップといったサポートレースでもこの表彰台が使われるわけですが、バックパネルのスポンサーロゴ部分はそのままに、「20XX F1●●グランプリ」という部分にだけマグネット製の各レースのパネルを貼り付けて使用します。

 

 テレビでは重厚なセットのように見えるこの新型表彰台ですが、実は結構簡素な作りだったりします。しかしテレビ映りを最優先に考慮して照明装置などが組み込まれているので、テレビで見ると気付かないかもしれませんね。

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

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