REPORT【報道】

20140529-03

 

 モナコGPで優勝を飾りルイス・ハミルトンの連勝を止め、チャンピオンシップで再びポイントリーダーの座に返り咲いたニコ・ロズベルグだが、メルセデスAMGのチームメイト間の緊張が声高に騒がれるようになってきた。

 

 レースを終えトップ3会見が終わってから数時間の後、少しリラックスした様子でモーターホームに姿を見せたロズベルグを、数名のジャーナリストだけが囲んだ。

 

ーー2007年のマクラーレンでそうだったように、チーム内で対立が深まってどちらかがチームを離れるというようなことにはならない?

「今の時点でそんなことを考える必要はないと思うよ。実際には全くそんなことにはなっていないんだからね。2007年のマクラーレンで実際にどんな状態だったのか詳しくは知らないけど、今の僕らはそんなに酷い状態ではないんだ」

 

ーーこういう衝突が続くようであれば、チームとしてはどこかのタイミングでチームオーダーを出さざるを得なくなるかもしれないとトト・ウォルフは語っていました。

「僕らは衝突なんてしていないよ」

 

ーー衝突というより、激しいライバル関係ですね。

「僕らのライバル関係がこの先もエキサイティングなものであり続けるよう、僕は願っているよ。バルセロナではルイスが勝利を掴み取ったけど、今週は僕はこちらに勢いを引き戻した、というふうにね。バルセロナのバトルはとても接戦だったけど、これからもあんなバトルを何度もすることになると思う。僕はそれができることを幸せに思っているし、その結果としてF1がエキサイティングになるのならこんなに嬉しいことはない。僕はF1が世界で最高のスポーツであって欲しいと願っているからね」

 

ーーハミルトン自身がセナ・プロストの関係になぞらえましたが、それについてはどう思いますか?

「そのたとえを使うのはもっともだと思うし、彼らのような偉大なドライバーになぞらえられるのは光栄なことだよ。もちろん(不仲という)ネガティブな意味ではなく、偉大なドライバーによる素晴らしいバトルというポジティブな意味合いで僕もそうなれればと思うよ。でも僕は僕のやり方で僕の道を突き進む。もちろんセナとプロストには敬意を持っているけど、彼らの比較を意識したりはしないよ」

 

ーー現在のチーム体制には問題はない?

「このチームにはキーパーソンが3人いて、パディ(・ロウ)、トト(・ウォルフ)、ニキ(・ラウダ)の3人が情報を共有し合って非常に上手く協調しているし、非常に上手くチームが回っている。もちろんチームの基盤はこの体制になるよりも前に構築されたものではあるけど、この先の長期的な展望を考えれば、その3人体制によるチーム運営というのがとても重要だと僕は思っている。彼らからのインプットがこのチームを押し上げ、上手く機能させてきているんだ。このチーム体制こそが、僕らの長期的な成功の重要な基盤なんだ」

 

ーー今、目の前のレースを楽しむことはできていますか?

「レースをしている時の気分は最高だよ。こんなに素晴らしいクルマに恵まれて、自分が良い仕事をすればポールポジションを獲得し優勝することができると分かってレース週末に臨むのは最高の気分だ。そうでなくとも2位になるんだし、これはものすごいことだ。こんな素晴らしい経験をしているチームの一員になれたことは本当に幸運だと感じているし、今のこの瞬間を楽しむ気持ちはどんどん強くなってさえいるよ」

 

20140529-04

 

(text by 米家 峰起 / photo by MercedesAMG)

 

 

 

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