REGULAR【連載】

【アプレゲールですいません。】その育成プログラムって、ドライバーのためじゃないよね?
【緊急報告】ファンの皆さんが声を上げてください【真夜中のF1LIFE】
引き続き【緊急報告】の動画で話したことに関連してなんですが、コメント欄を見ていると、ほとんどの人は僕らの伝えたかった内容を理解してくださったと感じたのですが、中には「メーカーは莫大なおカネを掛けてドライバーを育てたのだから縛るのは当たり前」みたいなことを言っている人もいました。
いや、そういう考え方や、それを当たり前だと思い込んでいるこういう人たちこそ、日本のレース界をダメにしているんだということを言ってるんですが(苦笑)。
ある意味では、日本のレースをダメにしている(またはダメな日本のレースを肯定してしまっている)人たちをあぶり出すことができたとも言えますが……。
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本当にその通りだと思います。
一般の社員教育でも優秀な社員がいたとして、その社員が転職できないなんてことは、
今時ないと思いますけどね。
社員教育には、それなりの費用をかけて、自社の為に働いて欲しいと思って教育をするわけですけど、
その結果、優秀な社員に育ったとして、その社員の転職を止められないですよね。
もちろん、給与のアップや待遇のを良くするなどの提案をして、引き留めようとするでしょうけど。
その人の未来のことを思えば、それをさせないなんてことは、あってはならないことだと思います。
その人の未来を閉ざす権利なんて誰にもないのだから。
野球やサッカーでも日本人が外国で活躍できるわけがないと思っていた時代は、学校スポーツ、企業スポーツの範疇でも何とかなっていましたし、先輩後輩の上下関係だとか師弟関係だとか御恩と奉公とか(笑)、それなりに麗しく日本文化と調和した形でやっていたと思います。ただ、そうした自己完結した世界は30年ぐらい前から崩れてきましたね。今やダルビッシュが張本に意見する時代ですからね(笑)。
モータースポーツのような科学の粋のような側面もあるスポーツが、ある意味、野球やサッカーよりも古色蒼然としているのは、日本における特定カテゴリーがマイナースポーツであり国内だけでやっているからということに尽きると思います。ムラ社会などとも言われますが、閉鎖的排他的な世界を作り上げてしまったんですね。一度出来上がった世界を壊すのはなかなかに難しい。
ファンによる批判もマイナースポーツという点が徒となって根本的解決という意味では有効打になりえないと思っています。良くて「外野がうっせえからエンジン供給してあげる」といった程度かな。企業スポーツの範疇を超えることは無いと思います。割に合わないと思えば、縮小・撤退もあるのでは。f1では実績十分ですしね(笑)。
モータースポーツを愛することが文化として根付くことを願うなら、特定の企業に依存するという構造からは脱却しないといけません。某青山の会社に拒否権(笑)を与えてもいいから、企業から独立した組織にしないといけません。これをやるには、Jリーグ創設時の川渕さんのような独裁者が必要ですけどね。その後は、合議制かな。ようは政治の問題ですね。まあ、Jリーグはヒントになると思いますよ。元々、サッカーは、あちゃらさんの文化ですしね。
もう一つは、モータースポーツの経済学というのも必要ですね。ミクロ的にはどういう風にチームを維持するのかから始まって、マクロ的にモータースポーツ全体はどのように維持されているのかを経済学的に分析する必要があると思います。特定の企業に丸投げしない形にすることが、企業にとってもモータースポーツを愛する人々とっても一番幸せな形なんじゃないかな。できれば、企業も日本だけでなく、せめて、アジア全体から参加する形にならないかなぁ。この分野でも本当は日本はリーダーにならないといけないはずなんですがね、ハァ~。参加する独立系のチームが増えることは、企業に縛られたドライバーという問題の解決に近づくと思います。
モータースポーツ界の持続可能性を高めることが、そこに連なるドライバーや企業やファンの未来へと繋がっていると思うんですけどね~。ま、私は、外野の中でも外野スタンドにいる人間なので、日本の特定カテゴリーに愛は無いですが(笑)。どっちかというとナショナリストとして、外国で戦う日本人と日本企業をf1で応援しているという部分が多いです。そこから少しずつメカとかf2とかのほうにも行っているわけでして。特定カテゴリーは遠いな~(笑)。