【アプレゲールですいません。】ヘレスから直送の【F1LIFE TV】と、新井さんへのモヤモヤ
ヘレス合同テストの後で収録した【F1LIFE TV】の映像をアップしました。プレミアム会員の方のみ閲覧が可能なコンテンツになっていますが、ぜひご覧になってみてください。
今回は初ということで、レビュー編の方はなんとなくユルのかカタいのか良く分からないノリになってしまいましたが(苦笑)、今後は回を重ねていくごとにさらにユルくしていきたいと思います。ユルくというか、文字起こしできないくらいヤバいことも喋っちゃっても良いんじゃないかな〜と思っています。
今回は時間の関係でできませんでしたが(サーキットへの出勤は連日まだ暗い朝8時前、帰りは深夜、そしてホテルをチェックアウトして空港に向かったのは午前9時前でした……)、次からはきちんとサーキット周辺でも映像を収録していきたいと思います。
テストとはいえども、サーキット内の様子は映像で流すことはできません。最近ではグランプリ本番の時と同様にFOMによって管轄されていて、放映権料を支払ったテレビ局しか撮影・放映が許されていません。パスも僕らは2014年のパスがそのまま使えますが、映像関係者はテスト用に発給されたFOMパスとカメラステッカーが必要です(写真左上)。音声だけでもダメです(やはり放映権料を払ったラジオ局のみOK)。
ですから、チームがプロモーション用に使用している映像はいわゆるフィルミングデーという50km以内の占有走行の場で撮影されたものです。コソ練とか極秘テストのための抜け穴として利用されているようなイメージのあるフィルミングデー規定ですが、チームも自分たちで使用する映像はこうした場で撮影しなければならないため、純粋なプロモーション目的でもなくてはならない存在なのです。
それともうひとつ。
2月8日にはホンダの新井さんのインタビュー記事も掲載します。おそらく、リリースを翻訳しただけのコメントの呑気さに「ハァッ!?」と疑問や不安や怒り(苦笑)を抱いている方々のモヤモヤがスッキリするインタビューになっているのではないかと思います。実はこれとは別にもう1本あるのですが、それを合わせて読んで頂けるとさらにもっとスッキリすると思います。
こうやってインタビューをして感じるのは、新井さんは表現が上手じゃないから損しているなぁということ。もちろん話せないこともたくさんあるからしょうがないんでしょうけど、「自信がある」とか「上手くいっている」という結果の部分だけじゃなくて、その背景にある“なぜそうなのか”という根拠を添えてくれたらすごく説得力も出るしファンも安心できたり期待できるのになぁということです。
きっとそれは新井さん個人の問題だけじゃなくて、ホンダとしてF1活動をどう世の中にアピールしていくかという会社全体の問題でもあるのでしょう。そのモヤモヤが晴れないから、みんな100%フルに応援したいという気分になれないんじゃないかなぁという気がしたヘレス合同テストでした。
(text and photo by 米家 峰起)
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