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【アプレゲールですいません。】セナを知らないコバヤシ選手

20141223-01 

 

 何を隠そう、ワタクシはアイルトン・セナ世代です。F1ブームの真っ只中でセナを見てF1を好きになって、今に至ると……。

 

 今のF1ドライバーってそれよりも若い世代なので、子供の頃にリアルタイムで見ていたのはシューマッハとかハッキネンとか、そういう子たちなんですよね。なので、セナのことを聞いても「はい?」っていう反応が返ってきます(笑)。メディアに出ている「セナは子供の頃の僕のヒーローで……」とかいう“公式コメント”は、それ用に用意されたものか、アロンソ以上のセナ世代のドライバーだけですね。セバベはシューマッハ世代だし、ルイスもセナのレースはビデオで見ていたらしいし。

 

 今年はセナの没後20年ということで、F1ドライバーや関係者たちにセナへの思いを語ってもらうといったお仕事もありましたが、某日本人ドライバー(笑)にセナのことを聞いたときも、「いや、僕見てないんで知らないんすよ、ホンマに」という素の反応でした。

 

 そんなセナの映像作品がユーロピクチャーズさんから12月26日に発売になるそうです。『アイルトン・セナ 追憶の英雄』というタイトルで、なんと全10巻(各税込2,700円、10巻セット27,000円)。

 

 イタリアのテレビ局RAIと新聞社ガゼッタ・デロ・スポルトが共同製作したドキュメンタリー作品で、両社の新規取材映像を中心に構成しているだけでなく、セナ財団公認でオフショット満載、FOWC(F1映像統括団体)公認でF1レース映像も満載といった、ちょっとこれまでとは違った作品。

 

 ブックレットもセットになって、“セナ史上最大のDVD集”と銘打たれているだけあって、非常に興味深いです。

 

 その発売を記念して、12月26日には東京の代官山T-SITE、あのお洒落書店で知られる蔦屋書店でなんと第1巻の中身を全て上映してしまうというイベントが開催されます(17:00〜)。さらにその後には川井ちゃん(川井一仁さん)とコバヤシ選手(小林可夢偉さん)がトークショーもやるのだとか(18:00〜)。DVDを代官山・蔦屋書店で購入した人が参加することができるそうです。これは非常に興味深いイベントになりそうです。

 

 あの時現場にいた川井ちゃん(ちなみにあのサンマリノGPの中継は僕もテレビで見て、川井ちゃんと今宮さんと三宅さんが泣きながらレポートしていたのがものすごく印象に残っているのですが、川井ちゃんは「俺は泣いてない!」と言い張ります)が何を語るのか? そして、セナを知らないコバヤシ選手が何を語るのかという、恐いもの見たさの興味もあるというトークショーです(苦笑)。

 

 12月30日発売の『2014 FIA F1世界選手権総集編DVD 完全日本語版』(税込5,184円)の予約者も参加可能とのこと。気になる方、スケジュールに空きのある方は是非ご参加を! いや、スケジュールが埋まっていてもキャンセルして駆けつけるだけの価値はあるかもしれませんよ。

 

 参加希望者のお問い合わせは代官山蔦屋書店(TEL: 03-3770-2525)までお願いします。

 

(text by 米家 峰起 / photo by ユーロピクチャーズ)

 

 

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