REGULAR【連載】

20150902-01

 

 ベルギーGPの翌週は鈴鹿でスーパーGT併催のFIA-F4の応援に行き、東京に戻ってきたらすぐにイタリアへ。もう自分がどこにいるのかよく分からないというか、自宅で過ごす時間がなさ過ぎて自宅が必要ないんじゃないかと思うくらい(笑)。

 

 僕は主にANAさんの飛行機を利用しているんですが、昨年からANAのヨーロッパ行き国際線の主軸が成田空港から羽田空港に移ったため、最近は羽田に行くことが多くなってきています。これが、かなりのストレスです。

 

 世間では羽田が近くて良いと思われているようですが、僕は断然成田派なのです。

 

 確かに神奈川方面にお住まいの方には近くて良いでしょう。東京都内からも、距離的には近いです。実際、ウチからでも成田ならドアトゥドアで1時間半かかるところが、羽田なら1時間弱で着いちゃいます。

 

 でも、成田なら成田エクスプレスに乗って1時間寝ているだけで着きますが、羽田は山手線で浜松町に行き、そこからモノレールに乗って20〜30分。それも、午前11時頃に出発する飛行機に間に合うように行くとなると、超ラッシュの山手線&モノレールに乗ることになります(上写真)。荷物がなければまだ我慢すればいいだけですが、大きなスーツケースを持って乗るのは周りにも申し訳ないし、物理的にもかなり厳しいんです。

 

 モノレールは車両がもの凄く小さいし、一応荷物を置くための場所も用意されているけど、充分じゃない。そもそも、国際線が拡大される前に整備されたアクセス手段ですから、国内線利用くらい荷物のことしか想定されていないんです。

 

 東京モノレールは最近になって新しい車両を投入して少しは楽になりましたが、空間が狭いことには根本的に対応しようがないし、旧型車両はもっと厳しいです。

 

 バスもあるけど、東京駅は不便な八重洲口側からしか出ていないし、運行時間がかなり限られていて、「電車で行く方が速いですよ」と言われることもしばしば……。タクシーで行くと定額制でも都内から7000円とかするし、気軽に利用できる金額ではないですし。

 

 だから僕は、寝てるだけで着く成田の方が快適なんです。

 

 正直言って、空港アクセスがこんなにひどい国際空港って、世界中見渡してみても見たことがないです。電車でアクセスするなら乗り換えなしで街の中心部まで行けたり、バスももっと安価で整備されていたり、タクシーを利用してもせいぜい3000円くらいで行けたり。それが国際空港のスタンダードだと思います。

 

 国土交通省は羽田をさらに国際空港化するとかいっていますが、東京オリンピックで海外から大勢のお客さんがやって来たら、このままじゃ確実にパンクしますよ。“近い”っていうだけじゃなく、実際にアクセする上で近い空港にしないと。

 

 距離が近くても心理的にはメチャクチャ遠い空港です。空港に行くだけで疲労困憊。とてもじゃないけど、これから12時間も国際線の飛行機に乗るような気分じゃないし、12時間乗って帰ってきたときも同様。それ以外にも、深夜・早朝の発着が多いわりには空港アクセスも空港内のお店も普通の時間にしか営業していなかったり、宿泊施設も充分でなかったり。空港内の設備もスタッフのレベルも、ハッキリ言って成田に比べれば断然見劣りします。国際線と国内線の乗り継ぎもバス移動が必要で面倒だし。

 

 年に数回しか利用しないなら近くて安い羽田、という理由で持て囃されているかもしれないけど、常に世界各地の空港を利用している目で見ると、もっともっと改善努力が必要な空港だと思います。

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

 

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