REGULAR【連載】

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 今回のF1紀行は、ロシアGP編です。

 

 初開催であり、未知の国ロシアだけにドキドキしていましたが、実際に行ってみるとわりと普通だったかなぁという印象でした。

 

 まず、日本からソチへの直行便はありません。というか、ロシア国外からソチに直接入る国際線はトルコ航空(正式名称はターキッシュ・エアラインズになったそうです)だけ。あとはモスクワからロシアの国内線で行くしかありません。

 

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 でも初ロシアでモスクワ入国でロシアの航空会社に乗るのもちょっと恐ロシア……ということで、一番安心なトルコ航空でソチ入りすることにしました。そう考えた関係者も少なくなかったようで、ニコ・ヒュルケンベルグは東京からずっと同じルートでしたし、イスタンブールからソチに飛ぶ小さな飛行機はF1関係者でド満席でした。

 

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 といった感じで、日本GPを終えて火曜日の昼に成田を飛び立ってイスタンブールで乗り継ぎ、火曜日の深夜3時にソチに到着。2月の冬季五輪に合わせて作られたらしく、ソチの空港はこんなキラキラなエクステリアでした。

 

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 空港の到着エリアではF1関係者を出迎える係のオネェさんたちがいて、ソチ・アウトドローム行きのシャトルバスというか思いっきり普通の路線バスで連行されます(苦笑)。宿泊はサーキット近辺のホテルで、その各ホテルまでこのシャトルバスで送り届けてくれるのです。

 

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 こちらは帰りのソチ空港。前述の通りソチから出る国際線はトルコ航空くらいしかないので、国際線ターミナルはターミナルというよりこのカウンターが1個あるだけ。日曜深夜4時の次は火曜の深夜になってしまうので、関係者はだいたいこのフライトです。

 

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 イミグレーションとセキュリティチェックを抜けると、もう搭乗ゲート。ラウンジもないのでみんなベンチで待ってます。あら、イタリアに戻る某GP2ドライバーもいました。F1ドライバーもちらほら。

 

 ビザの取得も大変だと聞いてはいたのですが、今回はグランプリ関係者には特別なビザが用意され、主催者に申請をするとすぐにPDFで招待状が送られてきて、それを各国領事館に持っていくとスルッとビザが発給されるという簡単さ。プーチン大統領の肝煎りで行なわれたロシアGPだけあって、ロシア外務省から各国領事館に指令が出されていたそうです。

 

 観光ビザを取得するには飛行機やホテルの予約書、観光予定、銀行口座の残高証明など細かい書類を用意、ネットで事前申請をして領事館にパスポートを持っていって……という面倒な手続きをしなければならないようですが、ロシアのビザを専門に扱っている旅行代理店にお願いするとパスポートを預けるだけでそのあたりの書類も全て用意してくれて簡単に取得できるようです。来年ロシアGP観戦を計画されているかたは、そうしたサービスを利用するのも手だと思います。

 

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 こちらがホテル。ご存じの通り、オリンピックの選手村を改装してホテルにしたものです。全然ロシアっぽくなくて、普通にキレイなホテルです。右の方にチラッとサーキット脇の遊園地とオリンピックドームが見えていますね。そのくらい近いんです。逆にソチの街からは40kmほど離れたアドレルという小さな街で、ロシアっぽさはほとんどありません。オリンピックパークがオリンピック用に開発されたくらい、元々は空き地のようなところだったわけです。

 

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 というか、普通のホテル規模の建物が10棟以上集まっています。かなりのチームのスタッフが宿泊していましたし、GP2関係者、メディア関係者、そしてケータハムなんてドライバーまでここでした。それでも1棟まるごと空っぽで真っ暗……なんてところもあったくらい、ガラガラだったみたいです。こういうホテルが他にもいくつかあるんですが、イベントがないときはどうやって運営しているんだろうと思うくらいの地域です(苦笑)。

 

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 室内はこんな感じ。選手村というと質素な感じなのかと思いがちですが、まぁ普通のこぎれいなホテルです。ちなみに、星でいうとこちらはリーズナブルな三つ星ホテル。上位チームの人たちはもう少し先にある四つ星のホテルや国際的高級チェーンホテルに泊まっていました。

 

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 ホテルの部屋からはサーキットが見える、このくらいの距離。すぐそこがグランドスタンドです。右側は鉄道のオリンピックパーク駅。これを毎日てくてく歩いてサーキットに通います。

 

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 オリンピックパーク駅。もちろん五輪のモニュメントがあり、ロシアのかたもいらっしゃって記念撮影などされています。観光地ですね。

 

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 駅に到着するとこの景色。オリンピックパークを利用したサーキットが目の前です。正面の白いプレハブみたいなのが、サーキットイベントが開催されるときに用意されるメインゲートで、ここで空港並みのセキュリティチェックが行なわれて、ようやく敷地内に入ることができます。

 

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 あまりにセキュリティチェックが厳重なので、朝はちょっとした渋滞になってしまいます。コンピュータやカメラは実際に電源を入れて見せろとか、かなり面倒です。そんなに治安がヤバいのかな?と思いましたが、金・土・日と少しずついい加減になっていき、最後は結構テキトーでした(苦笑)。

 

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 前述の通り、ソチ・アウトドロームのあるアドレル郊外にはあまりロシアっぽい風景はありません。せいぜい、コースサイドに見えていたテーマパークのこの建物くらいですが、これも某ネズミーランドのシンデレラ城的なヤツで、夜にはこんなキラキラにライトアップされていました。

 

 といった感じで、ロシア的な苦労も覚悟して臨んだロシアGPでしたが、わりと呆気なく終わってしまったのでした。F1紀行のロシアGP後編では、サーキット内の様子をお届けしようと思います。

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

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