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REGULAR【連載】
【愛用腕時計】シャルル・ルクレール、盗まれてもすぐには気付かない4000万円の『Richard Mille RM67-02』

【愛用腕時計】シャルル・ルクレール、盗まれてもすぐには気付かない4000万円の『Richard Mille RM67-02』

 

 今年の4月にイタリアで強盗に盗まれて「4000万円の腕時計」と話題になりましたが、2022年にシャルル・ルクレールが愛用している腕時計は、F1界でも人気の高級腕時計リシャールミルのRM67。これをベースにした、ルクレール・プロトタイプモデルです。

 

Richard Mille RM67(参考価格・税抜20,000,000円)

https://www.richardmille.com/en/collections/rm-67-02/

 

 ルクレールはF1デビューイヤーの2018年から一貫してこれを着用しています。以前こちらの連載でご紹介した通り。

 

 

 RM67-02自体は、円安の影響もあって元々1300万円ほどだったメーカー希望小売価格が1800万円ほどに値上がりしていますが、希少ゆえに市場での取引価格はプレミアムがついてさらに高い値段になっているようです。それでも報じられた「4000万円」というのはやや盛りすぎな気がしますが……。

 

 ケースは白色で木目調にも見えますが、シリカ繊維とカーボン繊維を積層した高硬度素材をCNCマシンで削ることで現われるダマスカス模様。高品質な包丁に見られるのと同じ模様です。ケースの組み付けにはグレード5のチタン製ビスが使用されています。サイドのダイヤルもチタン製。総重量はわずか32gの驚異的な超軽量腕時計です。

 

 ストラップはナイロン製で、ケースに固定されておりバックルやつなぎ目はなし。つまり脱着はストラップの伸縮のみで、だからこそ強盗も簡単に盗むことができたというわけです。盗まれてもすぐには気付かないくらい快適なストラップで、なおかつ超軽量というわけ。

 

 超薄型で超軽量のRM67-02を愛用しているのは、ルクレール自身がそれほど腕時計にこだわりがあるわけではなく、スポンサー契約上しかたなく着用しているからでしょう。ですからドライビングや日常生活になるべく影響を及ぼさないモデルを選び、ベルトも快適性に優れたナイロン製を選び、5年間も同じモデルを使用し続けているのです。

 

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

 

 

 

  • コメント ( 2 )

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  1. unicorn712

    値段がぶっ飛びすぎて…(笑)
    TAG Heuerが安く感じます…

    • MINEOKI YONEYA

      まぁこれだけの金額のものを買っても売却すれば利益が出てしまうので、フェラーリや不動産や金や株を買うのと同じ投資対象でしかないですからね。腕時計メーカーもそういうところを狙ってわざとこういう値段設定にしてブランディングしていますし。

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