【F1ファンゾーン散策】2022 Rd.1 バーレーン「コロナ渦明けのファンゾーン」
2022年第1戦バーレーンGPの舞台、バーレーン・インターナショナル・サーキットのファンゾーンを散策していきましょう。
バーレーン最大の街マナマからクルマで30分ほど。市内のいくつかのホテルを回ってサーキットへ向かう観客用無料バスも運行されていますが、信頼性があまり高くない(苦笑)ので、タクシーで行った方が確実かも知れません。外で待つのは暑いですし……。
そんなサーキットは、コロナ渦の影響もあって海外からお客さんは少なくなっているものの、バーレーン自体は全ての入国制限を取り払った(なんなら希望者はワクチンを打ってもらうこともできる)ためヨーロッパからのお客さんもそれなりに見かけました。
暑さ対策として、グランドスタンド裏では日陰でダラダラ過ごせるようにアラビアンな雰囲気のダラダラエリアがたくさん。陽射しは強烈ですが、気温自体はそこまで高いわけではありませんし(日曜は日中でも26〜28度程度)、湿度も10%台ですしね。
夜には巨大なメインステージで有名アーティストやDJによるコンサートが行なわれ、遅くまで盛り上がっています。地元の人たちはそっちメインの“フェス”として遊びに来ている雰囲気です。
2022年シーズンはマシンがガラリと変わることもあり、ファンゾーンにはあのショーカーが展示され、マシンの概要を説明する映像が繰り返し流されています。これはFOMの定番アイテムとして各グランプリに転戦しています。
ちょっと本物の2022年型マシンとは違うとはいえ、マシンが間近で見られるのは良いことですよね。周りのファンの方も「デカッ! 思ってよりデカッ!」と思わず声を上げていましたよ。
完全にステージセットに設置され、マシンを撮ったりマシンと自撮りをしたりといろいろ楽しめます。
バーレーン・インターナショナル・サーキットのショーカーもありました。
こちらはBIC独自の模様が描かれていましたが、カタチがFOMのショーカーと全く同じだけにこちらは目立たず。「こんなはずじゃなかったのに……」というサーキット関係者の声が聞こえてきそうです。
「#BahrainGP」の文字オブジェが記念撮影スポットになるはずが、ショーカーを展示して点差バリアを張ってしまったことで撮影もしづらいというか映えないし。
FOMの定番アイテムとして、今年もEスポーツコーナーやピットストップチャレンジは大人気。特にEスポーツの方は常に大行列ですね。当然ソフトはF1公式『F1 2021』で、FANATECのステアリングコントローラーが使用されています。この辺りはシーズンを経る中でアップデートされていきます。
反射神経ゲームは以前からありましたが、表彰台で記念撮影サービスは2022年から新登場。前に並んだ複数のカメラで撮って立体的に見せてくれる写真をプリントアウトしてくれます。
ドライバーズチャンピオンに贈られるトロフィー(もちろんレプリカ)も展示されていて、透明のケースに入れられています。実はこの時は間に合っていませんでしたが、後のグランプリではトロフィー展示用のセットもしっかりと用意されています。
メーカーのブースはほとんどありませんが、メルセデスAMGはコロナ前からずっとブースを出展しています。F1色は弱めですが、メルセデスAMGの市販車を展示してアピールしています。
国営航空会社であり、バーレーンGPのタイトルスポンサーでもあるガルフエアも大きなブースを出展。とはいえ飛行機や旅を宣伝するというわけではなく、子ども向けのパットゴルフ。その各コースがガルフエアが就航している世界各地の都市になっているというわけです。
こちらはバーレーン内務省のブース。警察車両や警官の皆さんがいて、ちょっと怖そうな雰囲気なんですが、イベントなのでフレンドリーに色々説明してくれたり、子供たちにパトカーや白バイ(黒色だけど)の試乗と撮影サービスなんてのもやっています。
こちらはF1公式フレグランスのブース。コロナ直前の2019年アブダビGPの時に発表されていた公式フレグランスですが、バリエーションが増え、特殊素材で作られたボトルに入った高級ライン(確か1本数万円から数十万円)だけでなく廉価版も用意してきたようです。
香りの説明を文字や言葉でされてもよく分からないので、こうして実際に香りを嗅いで試せるのは良いですね。
F1公式グッズショップもしっかり出店。しかしコロナ(と中国のロックダウン)の影響もあって2022年型最新グッズの品揃えはそれほど多くはなく、2021年型グッズもちらほら。
ヨーロッパからのお客さんも来ているとは言え、観客の大半は地元バーレーンの人や出稼ぎのフィリピン人やインド人、あるいは現地駐在の日本人など。熱心なF1ファンがそれほど多いわけでもなく、ショップの数も控え目です。
バーレーン・インターナショナル・サーキットのショップもあります。
しかしやはり2022年グッズはなくて、「2020」とか「2018」といった数字ばかり。去年は無観客だったので2021年グッズはそもそも存在していないということですね。
こちらはターン1手前にあるウェルカムセンター。という名のグッズショップ。BICグッズだけでなくF1公式グッズもあります。
こちらは室内でしっかりとエアコンが効いているので、落ち着いてお買い物をしたい方や試着をしたい方はこちらへどうぞ。
本物のヘルメットも展示されています(売り物ではありません)。
ファンゾーンには移動式遊園地がやってきていて、観覧車や高速でグルグル回るメリーゴーラウンドなどが無料で楽しめます。この辺りもF1を見に来るというよりお祭りを楽しみに来る人が多いというバーレーンGPらしいところですね。
場内ではこうしたエンターティナーがあちこちにいて、芸を見せてくれます。これもまさにお祭りですね。
子ども向けのサービスも充実しています。子供が来る=大人も一緒に来る、ですからね。
フードコートはこんな感じのラインナップ。種類はたくさんあるのですが、バーレーン料理(アラブ料理)的なのはあまりなく、ハンバーガーやピッツァといったお手軽な定番メニューが多め。日本食もあって人気なのは嬉しいですね。地元感が欲しい人はレバノン料理ですね。
食べるのはテントのあるダラダラエリアか、ターン1側にある巨大なテント内。こちらはエアコンが効いていて、どうにも暑さを我慢できない人や具合が悪くなった人はこちらを利用すると良いと思います(本当に体調が悪い場合はメディカルサービスを利用しましょう)。
グランドスタンドのターン1側にトンネルがあり、それを潜って反対側に出ると、ピットビルディングのターン1側がパドッククラブの入り口。チーム関係者などもこのトンネルを歩いてきますが、パドッククラブのお客様はクルマでこのエントランス前まで乗り付けます。
いかにもアラブといった雰囲気の建物ですが、2階建てですし実は規模は小さめ。2004年竣工ですから、2010年代以降に作られた最新のサーキットと比べるとやや前時代感も感じます。しかしマクラーレンの主要株主はバーレーン政府系ファンドですし、そもそもバーレーンGP自体も国王様の肝煎りでの開催。F1との関係値も深く、ヨーロッパからやってくるゲストも結構多いバーレーンGPなのでした。
(text and photo by 米家 峰起)
夏休み特別超メガ盛り(笑
ありがとうございま~す
なんとな~く、「F1ファンゾーン散策」でサイト内検索。
でるじゃないですか~いいのがっ
ぬははっはは