RACE【レース】

20140522-03

 

 打倒メルセデスAMGの最右翼と目されるのがレッドブル。前戦スペインGPで1号シャシーに戻してやや好調を取り戻しつつある王者セバスチャン・フェッテルの復活に期待がかかる。

 

ーーモナコGPではメルセデスAMGの連勝を止めるチャンスはありますか?

「そんなに違わないと思う。ただこれまでよりも少し遅くなるというだけのことだと思う。ここは高速コーナーがないし、カジノ前から路面が再舗装されているからグリップも上がっているかもしれない。バルセロナでは低速でツイスティなコーナーでの挙動が向上していたから、それがどう出るかだね。パワーユニットの挙動はこれまでとは全然違うしクルマは全くの別物だから、どうなるかは明日走ってみないと何ともいえないね

 メルセデスAMGはとても強力なパッケージを持っているから、ここでも速いと思う。でも僕らがそのギャップを縮められることは間違いないと思う。レースペースの面でバルセロナではギャップを縮めることができていたしね。予選ではかなり差を付けられたけど、土日がドライならできるだけ良い予選を決めることが今週のターゲットになる。(予選が重要なモナコでは)それでもう今週の仕事の半分は終わったようなものだからね」

 

ーー今年のクルマはドライビングスタイルの変更が必要とされる?

「誰だって新しいクルマを運転する時にはドライビングスタイルを合わせ込まなければならないものだよ。それは1台のクルマだけに言えることではなくて、どのクルマ、どのドライバーにも言えることだ。レギュレーションはみんな同じだし、それが今のF1なんだからそれに合わせるしかない。それをやって6秒速く走るか、やらずに遅く走るか。もちろん僕らは速く走りたいんだから、答えは明白だよ」

 

ーースペインGPでは1号シャシーに戻して好結果が得られましたね。

「スペインGPで僕らは前進できたと思う。まぁフリー走行はほとんど離すことがないくらいしか走れなかったけど(苦笑)、レースはすごく良かった。速さの面でもタイヤの使い方の面でもね。その理由も分かっているし、それを異なる特性のここモナコと次のカナダで確認したいね」

 

ーー過去4年間の経験からして、トップを独走するツラさというのは

「確かに僕らはここ数年間トップにいて、それがどんな気分なのか、どんなことと戦わなければならないのかは分かっている。彼らが今それと同じような状況にあるのも事実だろう。

 でもシチュエーションが違うし、僕らだって今のメルセデスAMGと全く同じような状況にあったわけじゃない。今振り返ってああだこうだ言うのは簡単だけど、僕らはそんなに簡単に独走していたわけじゃない。僕らは開幕から5連勝したこともないしね。状況はかなり違うよ」

 

20140522-04

 

ーーレッドブル・レーシングで100戦目のレースになりますが、どんな気持ちですか?

「う〜ん、ちゃんと答えたら長い答えになるよ(笑)。時間が経つのは早いね(笑)。僕らが当初思っていたよりも大きな成功を手に入れることができたのは事実だよ。

 2009年にレッドブルに加入した時、ものすごくコンペティティブなマシンに驚いたものだよ。初年度に僕はいくつかのミスを犯した。チームもミスを犯した。そういう経験も成長のプロセスには必要なもので、実際僕らはチャンピオン争いを演じ最終的には敗れてしまった2009年シーズンに大きく成長したんだ。

 それからの数年間は本当に素晴らしかった。でもそんな成功を予想することなんてできなかったし、目標を立てることもできなかった。そしていろんなことが起きた。

 今年はその数年間と比べると全然違うけど、まだ5戦が終わっただけでしかないし、数々の困難を乗り越えてきたチームの強さもよく分かっている。だからここからの挽回に自信を持っているよ。問題は、現実的に考えてそれがどれだけ早く成し遂げられるかということだね」

 

ーーエイドリアン・ニューウェイがフェラーリとコンタクトを取っていたという報道がありましたが?

「今週まだエイドリアンとは会ってないけど、そういう噂話は耳にしたよ。なぜだか分からないけど、僕らの身の回りではそういう話があちこちで出て来る。今度はエイドリアンだ。こういう話のうちどこまでが事実でどこからがそうではないのか、それは分かるかもしれないし永遠に分からないかもしれないけど、僕はそんなことにはあまり興味はないよ。

 もちろん彼はチームにとってキーパーソンの一人だけど、それ以外にも大勢の人がたくさんの仕事をこなすことで僕たちのチームは成り立っているんだ。彼一人だけに頼っているわけではないよ」

 

(text by 米家 峰起 / photo by Red Bull)

 

 

 

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