【GP2スペイン・日曜】佐藤公哉「ペースは良好、あとは予選さえ解決できれば」
ーー18番グリッドからスタートしたものの、1周目を終えた時点で21位まで下がってしまいましたね。
「スタートはまた失敗でした。ホイールスピンが多くて、良くもなく悪くもなくという感じですね。ターン1は外側が乾いていたので昨日のレース1と同じようにそこから渋滞を抜いていこうと思ったんですけど、思いのほかグリップしなかったのでダメでした。それでイン側から突っ込んできた人たちを避けている間に抜かれちゃったっていう感じでした」
ーーその後は集団の中でずっと順位も変わらず走行を続けて……。
「ペース的には僕らのクルマは強かったと思うんですけど、低速コーナーからのトラクションが決定的になくてホイールスピンにすごく悩まされていて、ストレートで追い付けなくて抜くに抜けないという状態で。ブレーキングとかでは前に詰まるんですけどね。最後の最後に前の人たちのタイヤがタレてからようやく抜けるようになったという感じです。でも最後尾争いですからね、全然ダメです」
ーー前の方で走れていれば、チームメイトと同じように表彰台争いができていたのかな?
「本来のペースを考えると、良い争いができたと思います。本当にスタートする位置とスタート直後の1周目の渋滞をどう抜けるかっていう、それだけの話なんですよね。レース2は特にそうです。次のモナコも厳しいとは思うんですけど、特にスタートはシミュレーターで練習して詰めるところは詰めて臨みたいですね」
ーー今週の第2ラウンドで得たものは何かあった?
「予選でドライバーが完璧にまとめてもトップから1秒遅れなので、予選のセットアップに関しては根本的に間違っているところがあると思うんです。まずはそこをなんとかしないといけないと思います。どこを突き詰めてタイムを縮められるかは分かってきたので、次のモナコまでにバレンシアのファクトリーで作業をします。モナコは本当に予選が大事なレースになると思いますし。予選で前に行けるように何か根本から変えたいし、そこを見つけたいですね。
あと。ブリヂストンタイヤを履きたいですね(苦笑)。何やっても良いっていうんなら、ピレリタイヤはもうイヤです(笑)」
(text and photo by 米家 峰起)
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