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FIA F3

【新春特別企画】FIA F3新型車両・ディテール徹底解説

FIA F3

 

 2019年、FIAはF1へのステップアップピラミッドを確立すべく、F1、FIA F2の直下に位置するGP3をFIA F3として再編成する。

 

 新型車両F319はダラーラ製で、オーバーテイクがしやすいこととレースのショーアップを第一に考慮してデザインされている。その中で若手ドライバーが良質なドライビングスキルやレースの戦い方を学ぶことができるカテゴリーを目指しているからだ。

 

 ユーロF3などで使われてきた従来のF3マシンの空力性能と、GP3車両の扱いやすさとパワフルさを組み合わせ、さらに1ステップ進化したのがF319だ。

 

 ダウンフォースは従来のF3よりやや少なめにする一方で、パワーはGP3より20馬力減の380馬力。タイヤはピレリ。ラップタイムはFIA F2の6秒落ちといったところを設定している。

 

 また、サスペンションセットアップの幅を広くする一方で、ライドハイト変化による空力への影響を少なくしており、マシン挙動を自分のスタイルに合わせやすくすると同時にマシンセットアップを学ぶことができる。

 

 従来のF3規格よりも上位に位置するGP3をFIA F3とし、ユーロF3など従来のF3規格は撤廃。タトゥースなどが開発・製造するリージョナルF3規格を世界各地で展開する2段構造に。これで世界各地のFIA F4からリージョナルF3、そして国際舞台であるFIA F3、FIA F2を経てF1というステップアップのルートに統一しようというわけだ。

 

 なお、ダラーラのF318までの旧F3マシンを使うユーロF3はF3という規格ではなくなるため、『フォーミュラ・ヨーロピアン・マスターズ(フォーミュラEM)』という名称に改編してDTMのサポートレースとして継続開催される。しかし現時点で参戦が確定しているのは16台のみで、規模の縮小は避けられない状況だ。

 

 新生FIA F3のために開発されたダラーラの新型車両『F319』のディテールを紹介していこう。

 

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  • コメント ( 3 )

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  1. ManGok

    待ってました! 量産フォーミュラが大好物なので、とても楽しく読ませていただきました。
    ところで質問なのですが、FIA F3でのDRSのフラップ開口幅は、2019年のF1と同じく85mmなのでしょうか? それともそこはF3独自の規格となるのですか?

    • MINEOKI YONEYA

      すみません、そこまでは確認していません。というか去年までのように1レース6回(レース2は4回)にするのかF1/F2のように1秒以内に入ったときに使える方式のするのかどうするのかも含めて、DRS運用についてはまだ詳しく決まっていないはずです。

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