04/06
【GP2・バーレーン土曜日】佐藤公哉「相手の早めのブレーキングでクラッシュ、チームに申し訳ない」
ーー今日のレースは疲れてない?(苦笑)
「疲れてないし、特に話すこともないですよね(苦笑)」
ーースタートで大きく順位を落としたよね。1周目が終わった時点で24位。
「ホイールスピンが多すぎて前に進まなくて、その間にあっという間に抜かれて最後尾まで落ちちゃいました」
ーーで、3周目にアクシル・ジェフェリースに追突する形でクラッシュしてしまったけど?
「僕から見れば彼のブレーキが早かったし、彼からすれば追突されたっていうことになるでしょうけど、行き場がなかったんですけど、一般的には追突した方が悪いということになるかもしれません。このあとスチュワードに呼ばれているので説明してきます」
ーーマシン自体の感触というのはどうだった?
「スタート直後からマシンバランスは良くなかったんですけど、接触してからはさらに悪くなって。多分ステアリング系にダメージがあったんだと思いますが、シンプルに言うとクルマがちゃんと曲がらなくなりました。最後の方はちゃんと走れなくなってきて危ないんで、やめました。無線も壊れていて意思の疎通が全くできなかったんで、自分の判断でピットピンして止めました」
ーー期待通りにはいかなかった?
「タイヤのデグラデーションを見る限り、テスト結果から想像していたよりも全然悪かったし全然ダメでした。チームメイトがしっかりと走ってデータを持ち帰ってきたのでそこからチェックはできるでしょうけど、僕としてはチームに対して申し訳ないことをしたなと思っています」
ーー明日のレースはどう戦う?
「レース2はピットストップがないので、もう抜くしかないんですよね。やれることは少ないとは思いますが、とにかく前に進むことだけを考えて臨みます」
ーーハードタイヤでスタートしてソフトタイヤに換えるっていう戦略は考えなかった?
「周りはハードでスタートして最後にズバズバ抜いていくっていう展開を狙っていましたね。それは分かるんですけど、セーフティカーが出る可能性もありますし、初めてのピレリタイヤでのレースなのでチームはリスクを冒したくないというのがあって、みんなと合せて同じ戦略でやろうということで、僕もそれに賛成しました。それは正しかったと思います」
ーーもしあの接触がなかったとしても厳しいレースだった?
「厳しかったと思います。最初からマシンバランスに悩まされていましたから。スタートで出遅れたぶんを取り返せるかなと思っていたんですけど、離される一方でしたし。序盤のデータは取れていると思うので、それを見て明日のレースに向けて調整をしたいと思います」
(text by 米家 峰起 / photo by 米家 峰起, GP2)
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