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2018 Rd.5 SPAIN
【Rd.5 ESP・F2 Race1】VSC続発の中でラッセルが2連勝

【Rd.5 ESP・F2 Race1】VSC続発の中でラッセルが2連勝

2018 Rd.5 SPAIN

 

 5月12日、FIA F2の第3戦バルセロナラウンドはレース1が行なわれた。

 

 レース1は上位勢がプライム(ミディアム)タイヤ、中団勢はオプション(ソフト)、そして下位はプライムスタートと戦略が大きく別れた。スタートでトップに立ったのはニック・デ・フリースだったが、小雨が強くなってきた6周目にターン1でジョージ・ラッセルが一気にオーバーテイクを仕掛け首位へ。そこからラッセルとデ・フリースの争いが続いたが、最後まで実質的な首位の座を譲ることなくラッセルがトップでチェッカードフラッグを受けバクーのレース2に続いて2連勝を飾った。

 

 オプションスタート勢ではランド・ノリスが端々で好走を見せたが、16周目のピットストップで前周にピットインを済ませていたジャック・エイトキンにアンダーカットを許すかたちに。それでも24周目にコース上で再び抜き返して3位を奪い取った。

 

 序盤はトップ争いを演じたアレックス・アルボンはタイヤのデグラデーションが他よりも早く進行し、ズルズルと順位を下げて5位。

 

 同じくオプションスタートの牧野任祐はプライムに換えてからのペースに苦しみながらのレースとなり、最後はプライムスタートで32周目という遅い段階でソフトに換えたアルテム・マルケロフを抑え切れずに9位。惜しくもレース2のポールポジションを失った。

 

 福住仁嶺はプライムスタートでマルケロフと同じく32周目まで引っ張り、一時的に首位に躍り出たマルケロフに対して約10秒差でレース最終盤に突入したが、1周目のターン4でコースオフしたのが響いて11位まで追い上げるのが精一杯だった。

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