RACE【レース】

20140318-01

 開幕戦の決勝で、フェラーリは驚くほどにその存在感を失った。フェルナンド・アロンソはフォースインディアに抑え込まれて攻略できず、その間に上位勢に逃げられてしまっただけでなく、ジェンソン・バトンの逆転まで許してしまった。

 

 決勝レース直後のアロンソは、やや硬い表情で自分たちの置かれている状況を冷静に語った。

 

ーー開幕戦は5位という結果に終わりましたが、今の心境は?

「2台ともフィニッシュラインを迎えられたことは良いことだし、チームは良い仕事をしたと思う。このクルマには強さがある。でも一方では優勝したニコ・ロズベルグから35秒も後れを取ってしまった。これは決して小さな差ではないし、大きすぎるよ。マレーシアGPまでに何ができるか考える必要があるだろうし、これだけの差が付いているということは改善しなければならないポイントが無数にあると言わざるを得ないだろう」

 

ーーどういうところに改善が必要ですか?

「改善しなければならない箇所はありとあらゆるところにあるよ。1戦レースを戦えば、自分たちがどこを改善すべきかという明確なインプットがたくさん得られるものだ。特に今日の僕らはニコ・ヒュルケンベルグの後ろでずっと走っていたから、彼との比較でも良い分析ができる。テストではライバルが何をやっているかは把握しようがないから難しいけどね」

 

ーーマシンのフィーリングやブレーキバイワイヤなどに問題は?

「マシンバランスは良いし、ここまで特に問題も起きていない。ブレーキバイワイヤも燃料搭載量やグリップレベルに合わせた微妙な調整の二つめは必要だけど、基本的には問題なく使えている。僕らが(トップとの)差を縮めなければならないのはブレーキングではなく、コーナーだよ」

 

ーートップに追いつくにはどのくらいかかりそうですか?

「今年はレギュレーションが大きく変わったことで、シーズン中の開発の方向性にも違いがある。去年までなら95%完成された状態でシーズンに臨み、残り5%を引き出すことに集中していた。でも今年はどのチームも6割程度の完成度しかない状態で走り始めているはずだ。それだけ何もかもが新しいマシンなんだ。僕らだけじゃなく、どのチームもいろんな箇所に進歩の余地を秘めている。だから自分たちがどのくらいのスパンで上位に追い付けるかとか、この先の勢力図がどうなっていくかを予想するのは難しいね」

20140318-02

(text by 米家 峰起 / photo by Ferrari)

 

 

Related Articles

Comment

  • トラックバックは利用できません。
  • コメント (0)
  1. コメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

Recent Post【最新の記事】

Calendar【日付で記事検索】

2019年9月
Mon Tue Wed Thu Fri Sat Sun
« Aug    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30