RACE【レース】

20141013-10

 

 表彰台を争った日本GPに続き、ロシアGPでもメルセデスAMGとウイリアムズに次ぐポジションで快走を見せたマクラーレン勢。長く不振が続いていたが、この数戦で見せた復調の理由とは何だったのか? マクラーレンの今井弘エンジニアに聞いた。

 

ーー今週マクラーレンが活躍した要因というのはなんだったんでしょうか?

「(自分が担当する)タイヤですかね?(笑) それは冗談ですが、シンガポールに投入した新型フロントウイングが、鈴鹿、ソチと少しずつモディファイしながらどんどん使いこなせてきているということが大きいと思います。逆にウイリアムズやフェラーリなど周りのライバルたちの開発が上手くいっていないというのもあると思いますが、今回に関して言えば、タイヤの使い方でアドバンテージがあったとも思います」

 

ーーウォームアップに関してですか?

「ウォームアップももちろんそうですし、温まった後のパフォーマンスに関してもそうです。ソフトもミディアムも両方です」

 

ーーこれだけデグラデーションが少ない中でもタイヤで差は生まれる?

「ありますね。予選の走り方を見てもらえれば、我々だけ他チームとは違ったことをしていたのが分かると思います。ウチはウォームアップが良い分、Q1はプライムタイヤのタイムで通過できると分かっていましたが、オプションタイヤを試しておきたかったんのでもう1回走ったんです」

 

ーー決勝ではなかなかオーバーテイクができないで苦しんでいる場面も多かったように感じました。

「今回はデグラデーションが少ないので、トップスピードの差が少ないとなかなか抜けないんですよね」

 

20141013-11

 

ーー金曜の時点から1ストップ作戦のレースになるというのは分かっていたんですか?

「ええ、最初の時点から今週は1ストップのレースになるだろうと思っていました」

 

ーー走行後の左フロントタイヤの内側にガムテープが貼ってありましたが、ブリスターですか?

「はい、ブリスターですね。ウチだけでなく他のクルマにもできていたと思います。高速のターン3で内側が引きずられてできるものですが、走行には問題ないですね」

 

ーー今回は燃料が厳しいチームも多かったですが、それだけパワーサーキットだと言っても良いんでしょうか?

「パワーサーキットと言うよりも、ストップ&ゴーが多いから燃費が厳しくなるんです。100kgの燃料で走り切るためにはレース中もずっと燃費セーブをしなければなりませんでした。ただ、燃費の厳しさでいえばシンガポールの方が厳しかったですね。今回はセーフティカーが入らないクリーンなレースになったので、燃費が厳しかったんです。どのチームもセーフティカーが入ることを想定していたでしょうからね」

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

 

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