07/20
【ドイツGP・土曜】小林可夢偉「僕のタイムは悪くないけど、マルシアが速すぎます」
金曜の失火からマシンは修復され、小林可夢偉は予選20位。マックス・チルトンは上回ったものの、ジュール・ビアンキには大きな差を付けられ、マルシア勢との差が気になる。しかしルノーがこの暑さを考慮してパワーを抑えていたこともあり、可夢偉自身としてはこれ以上どうすることもできない状況だったようだ。
ーー今日の予選ですが……?
「そんな大して聞くようなことないでしょ?(苦笑)」
ーーいやいやいや。昨日マシンが炎上して、下半身はほぼ取り替えだということだったけど、今日は新しい“下半身”はどうだったの?
「うん、問題なく。エンジンもボディもサスペンションも燃えてたやろし、配線も換えて、ほとんど全部ですね。サスペンションってカーボンやから焼けるんですよね」
ーー予選のこの結果というのは?
「タイム的にはそんなに酷くないんですけど、マルシアがビアンキだけ速すぎでしょ!? あれがマルシアの実力ですかね?」
ーールノーは温度的に、出力を抑えないと厳しい?
「かなり厳しいんじゃないですか? 僕はそう思いますけど。ストレート遅いっすから」
ーールイス・ハミルトンのクラッシュは映像で見た?
「うん、見ました。相当攻めてて、ロックしたんじゃないですか? (リプレイ映像を見て)あ、ほんまや、あれだけスピンしたっていうことは思いっきりブレーキ踏んでるのに右フロントがロックしてないね。右フロントがいってるかも。
でもここはカナダとかに比べたらブレーキ的には全然マシですね。予選やからブレーキの摩耗も関係ないやろし。あれでレースするはずやったブレーキですからね。もしかしたらブレンボ(に原因がある)かもしれないですね」
ーーFP-3の後にクリスチャン・アルバースと結構話していたけど、どんな話をしていたの?
「話してました?(笑) いや、まぁ(チーム代表と話をするのは)普通なんですけどね。普通に、どんだけタイムを上げられるかとか、なんでマルシアがあんなに速くなったのか、とか話してただけですよ」
ーー話している内容は元ドライバーっぽい感じ?
「まぁ、そうですね」
ーー明日のレースはどうなりそう?
「なんかシャワーの確率もあるんでしょ? 涼しかったら、もしかしたらスーパーソフトも保つかもしれないし、そっちの方が良いかもしれないですね。一発のタイム差が1秒以上ありますからね」
(text by 米家 峰起 / photo by 米家 峰起, Caterham)
Comment
- トラックバックは利用できません。
- コメント (0)
コメントはありません。