2023
【F1TECH】アルファタウリAT04、2023年全アップデートヒストリー
2023年シーズンに全チーム最多のアップデートを投入したのがアルファタウリだ。2022年の「回数は少なくとも、大きなアップデートを確実に投入する」という開発戦略が失敗に終わったことを受け、2023年は「ローリングアップデート(連続的な開発)」を掲げ、ほぼ全レースにアップデートを投入。
開発目標値が低すぎたため開幕時点のマシンパフォーマンスは全10台中9〜10位という期待外れの状態での序盤戦となり、開発コンセプトを一新してフロアを中心にマシン挙動を改善するための開発を推進。第3戦オーストラリアGP、第7戦モナコGP、第11戦イギリスGPとアップデートを重ねていったものの、ハードブレーキング時のピッチングによるコーナー進入時のリア空力安定性の欠如とスタビリティ不足はなかなか改善できず。
しかし第12戦ハンガリーGPでのフロントウイング刷新から改善の兆しが見え始め、第16戦シンガポールGPでフロアとサイドポッドを大きくアップデートしたことでマシン挙動が大幅に向上。これを受けて第19戦USGPではいよいよダウンフォースを増大させる方向のフロア開発に着手し、これによってさらに大幅にマシン性能が向上した。
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やっぱりシンガポールではRB19のリアサスペンション入れてたんですか。写真はアブダビなんですね。
他チームの誰かが「なんでレッドブルからパーツもらえるのに、レッドブルから一番遠いクルマの形してんの?」って言ってましたが、レッドブルにだいぶ似せてきましたね。
「サスペンション」というとアーム類やスプリング、ダンパーなどのインボードまで含めて想像してしまいますが、実際にはRB18→RB19自体が大きく変わっていないので、プッシュロッドの短縮とロッカーの変更、左右ロッカー間のサードダンパーくらいのようです。