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REPORT【報道】

【特別レポート】HONDA F1 Kick Off Meeting & Red Bull Showrunに行ってきました

報道記事

 

 3月9日に東京・青山一丁目のホンダ本社と明治神宮外苑いちょう並木で開催されたレッドブル&トロロッソ&ホンダの一連イベントラッシュを、『F1LIFE』の新人UTSU(ウツ)こと正木聖がレポートします。F1ドライバーたちの共演、彼の目にはどうウツったのでしょうか?

 

 新人育成のため、ご意見・ご感想はどしどしコメントしてください!

 

*   *   *

 

 バルセロナ合同テストが終わってから6日、開幕戦オーストラリアGPまであと6日という開幕直前に、東京青山で『HONDA F1 Kick Off Meeting』、さらにそのお隣の明治神宮外苑いちょう並木で都内初のF1のショーランが開催された。ワタクシUTSU、今回はシーズン開幕を前にして青山のイベントの座席に当選し、ショーランの優先エリアも確保出来たという、まだ3月だというのに最大の運を手にしてしまったので行ってみた!

 

 

 まずはショーランのリストバンドを受け取りに、外苑のラグビー場へ。行ってみるとラグビーW杯が開かれるせいかラグビー一色な雰囲気……行き交う人も普段と同じような感じで、F1の下火度合いも本気でやばいのかなと思っていると、ぽつんとレッドブルがリストバンド引き換え所を開いていた。係の人がいなかったら危うく野球場まで行くところだった……。

 

 無事にリストバンドを受け取ったところで、次は流れるようにレッドブルを配る列へ。今回は少しばかり気合が入っているせいか、お姉さん4人がレッドブルを配っていて、好きなお姉さんのところに並べるというシステム。

 

 

 自分も好みのお姉さんのところに並んでレッドブルを受け取って、写真も撮らせてもらえた!(あまり笑顔じゃなかったのを考えると、まだまだ撮影能力が不足しているか……)

 

 レッドブルを受け取ると、今度はホンダの本社ウエルカムプラザ青山へ。その前には第1期から第4期までのホンダのF1マシンが並ぶ。一番有名な1980年後半から90年前半の赤と白のクルマは無かったけど……。それでもフロアを舐めるように写真を撮るファンや、初めて本物のF1マシンを見る人達で人だかりができ、ホンダの誠意が通じている部分もあったのかなと思う。

 

 

 その頃ウエルカムプラザの中ではメディア向けに記者会見が行われており、Twitterでライブ中継されているとはいえ「F1ドライバーの近くにいたい!」というファンが集まって会見を見守るという光景が広がっていた。そんなファンのために遠くのモニター越しに見守るスペースも設けられていた。

 

 会見では、オランダからオレンジ色の大応援団が鈴鹿に駆けつけるかどうか尋ねられたマックス・フェルスタッペンが、「日本のみんながオレンジのものを付ければいいよ!」と上機嫌に答える場面もあった。バルセロナでは思うように周回数がこなせなかったとはいえ、クルマの良さを上機嫌なトークで表現するフェルスタッペンだった。

 

 

 そしていよいよ『Kick Off Meeting』の会場入り。ところが自分は2階席の当選に留まってしまったために、またもやモニター越しで見守ることになった。元々モニター席での当選という発表もあってか用意されていた席も満席とはならなかったが、生でドライバーたちを観ることができた1階の本会場からは拍手が響いていた。

 

 トークイベントはヘルムート・マルコ、クリスチャン・ホーナー、フランツ・トスト、田辺豊治テクニカルディレクター、そして4月からマネージングディレクターとなる山本雅史モータースポーツ部長から登場。マルコと山本さんが初めて会話を交わしたのが2017年のシルバーストーン近くにあるマクドナルドだったというのは初耳だった。誰も関係者がいないところでこっそり会話できると考えてマルコがマクドナルドを指定したということだが。マルコがマックのコーヒーカップの開け方さえ知らなかったと笑いながら明かす山本部長。さすがドクターというところだろうか(笑)。

 

 ホンダとレッドブルのパートナーシップが結ばれた経緯や、ホンダのパワーユニットの印象が一通り語られところで、次はドライバーの出番。実はドライバーとチーム首脳陣の控室がちょうど自分の背後に設置されており、ステージに上がる前のドライバーや首脳陣の横顔を見ることができた!

 

 まずはトロロッソ・ドライバーたちの入場。F1ドライバーとして初のファンイベント登場というアレクサンダー・アルボンは少々緊張気味で表情が硬かった。まだまだ1年生という感じ(笑)。一方のダニール・クビアトは先輩らしくアルボンよりも先にファンの前に出てきてにっこりと対応。彼の笑顔がまたF1に戻ってきたのは嬉しいことだ。

 

 

 続いてレッドブルの面々が登場。やはり本家本元のレッドブルは足が速い! 颯爽と通過したために、残念ながら自分のシャッターを切るスピードが追いつかなかった……。それでも、控室から出る前からフェルスタッペンの話し声だけは2階のフロアに響き、ここでも上機嫌さを感じさせてくれた。

 

 トークでは既に日本通なガスリーが他の3人に日本のおすすめを紹介した。食べ物ではガスリーが「寿司だよ!寿司!」と断言するも、フェルスタッペンは「魚は苦手だから和牛!」と真っ向から立ち向かいフェルスタッペンらしさを見せる。さらにガスリーが「京都には行ったことがないから4人揃って行きたいね」と言うと、クビアトは首を横に振って「僕は一人で行きたい。朝見た富士山にも登りたいかな」と、なぜかぼっちアピール。するとフェルスタッペンは「夜の遊びもいいよね。あと日本の地下も面白そう!」と弱冠21歳ながら夜遊び好きを匂わす場面も。このジョークはシャイな人が多い日本ではややキツすぎた?

 

 

 さて、トークショーが終わるといよいよ今日のメインイベント、ショーランへ。いちょう並木に向かう道ではスムーズだった人の流れも、会場に到着するや否や激混み。「こんなにF1ファンがいたのか?」と疑うほどの人、人、人!

 

 それでも事前に受け取ったリストバンドのおかげで2列目の場所まで来ることができた。イベントが始まるとフェルスタッペンとガスリーがアストンマーティンに乗ってコースを一周。これだけでも歓声が上がるのはさすがレッドブル。既に熱気に包まれるいちょう並木。

 

 

 そして、いよいよF1マシンの登場!

 

 当然ながら現行車両ではなくNA時代のものだが、2011年にセバスチャン・フェッテルがチャンピオンを獲得したRB7で、久々に聞くと耳をつんざくノイズに懐かしさも覚えた。マシンが目の前を一瞬通り過ぎるだけで周りの観客からは大きな歓声が上がり、F1マシンが走るだけで人の心が揺さぶられる姿を見ると、「さすがF1!」という感じ。10分にも満たない走行はあっという間に終了し、イベントは終了。

 

 

 ホンダのイベントには6000人以上の応募があったといい、レッドブルのイベントでも公表された来場者数は1万人。たった10分弱の走行とはいっても、F1はこれだけ多くの人を呼び寄せた。レッドブルはF1を知らない人たちにその魅力を伝えるべく世界中でこのようなショーランを開催しており、今回もどれだけ大勢の人が来場してくれたのかも気になるところだ。メルボルンではオーストラリアGP直前の水曜日にローンチイベントも予定されており、今F1は単なるお金持ちの娯楽ではなく、多くの人に開かれているスポーツであろうと世界を広げようとしていることを感じさせてくれた。F1やモータースポーツが多くの人にとって魅力的な存在であり続けるため、新規ファンや将来F1を目指す子どもたちを増やしていくために、これからそこに関わる企業や団体がどのようなイベントを開いてくれるのか、さらに楽しみになった一日だった。

 

 その前にグランプリのチケット価格をもう少し手頃なお値段にしてほしいのが本音ですが……。

 

(text by Takashi MASAKI / photo by Takashi MASAKI, Red Bull)

 

 

 

  • コメント ( 7 )

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  1. turbo

    なんか顔が分かりづらい文章ですね。マジメな方なのはわかりました。

    状況をずっと説明されても読みづらい。ただの現場レポってだけ。そっから先の遊びがない。写真もっと挟んで状況説明してもらうとか。

    なんか当たり障りのない真正面からの「ふつうの」レポート記事だなって思いました。。
    F1LIFEに「ふつう」は要らないです。少なくとも自分は求めてません。
    米家さんもTAROさんも、それぞれの独自視点で楽しませてくれてるし、米家さんはエキスパートとして。TAROさんは素人目線で。それぞれがちゃんとブランドになってる。

    新人さんは、まずは客の意見をどーのこーの考えるよりも、「これを伝えたい」ってことを自分の表現で、おもいっきりやってみてください。
    ほんとにダメならボスがなんとかしてくれるでしょう。

    楽しみにしてます!

  2. 3Blackcats

    次戦新人さんがデビュー?というのに今頃書き込みしてすみません。一点だけ気になってたので。
     「久々に聞くと耳をつんざくノイズに懐かしさも、、」
    とありますが、私は「ノイズ」ではないと思うのです。わざとこの表現使われていたなら申し訳ないですが、この有料サイトを見に来る人たちにとって、F1の排気音は決して「ノイズ」ではないはず、と思っています。雑誌カーグラフィックの記事に出てくるような表現は望んではいないのですが、、、、。

    まぁ気にするの私だけかもしれません。

    取材、頑張ってください。

    • MINEOKI YONEYA

      すいません、カーグラのF1レポート書いてるのはワタクシです(笑)。
      僕もノイズと書いたことはないですけどね。新聞みたいに決まりきった用語を使うのは要注意ですね。真実を伝えているような気になるけど実は全然真に迫ってはいないという。。。

      • 3Blackcats

        あらー、すみません。米家さん担当だったとは知りませんでした。最近CG誌読んでないのバレましたね(赤面)。悪い意味に捉えられたかもしれません。実は「CG誌に出てくるような気品のある、熟考された表現までは(F1LIFEは短時間で掲載する急ぎの作業のはずなので)望んでない」という回りくどい表現にしようかと迷ったのですが、長くて、くどいなぁ、と思い省略すると先の文になりました。本当ですよ(笑)。

        私は1993年ごろバイクの限定解除してから以降CG誌は立ち読みする程度になってました。それまでは当時のCG笹目二郎さんのテスト記事が好きでした、、。初代NSXの後輪アライメントにダメ出ししていた記事が印象に残ってます、、、うろ覚えで実はそれも違う人の記事だったりして(笑)。

        宇都宮さんの朴訥な感じも良いと思います。頑張ってください。

        • 3Blackcats

          訂正、急ぎの「作業」ではなく、「限られた時間での仕事」ですかね。失礼しました。

        • MINEOKI YONEYA

          大丈夫、分かってますよ(笑)
          僕のF1レポートは試乗記とかとは違って回りくどい書き方はしてないと思いますし(笑)

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