【特別レポート】ホンダ「第2期のF1は“村の駆けっこ”、今は世界で戦える技術がなければ勝てない」
ホンダが勝てないのはなぜか? それが、今ファンが最も知りたいところだろう。
ホンダの技術力低下と、F1界の技術の進歩。そこには様々な要因があるが、第1期の伝説的なチャレンジ精神と勝利、そして第2期の圧倒的な強さを知る我々としては、第3期以降のホンダの醜態は見るに堪えないものがある。
ホンダの長谷川祐介F1総責任者は、あくまで個人的な意見であると前置きしながらも、第2期はF1自体が“村の駆けっこ”のレベルであり、第3期以降は“オリンピック”のレベルまで技術が進歩した結果、容易に勝てなくなったのだという見方を示した。
それと同時に、ホンダ自身の体質と技術競争力の低下も長谷川総責任者は指摘する。“日本の物作り”というイメージに満足しているのではなく、世界に目を向けてワールドワイドで勝てる技術を身に着けなければならないと、産業全体に通じる“日本の弱さ”を指摘した。
ーー第3期のF1を知る技術者の目から見て、第2期や第3期のF1活動と較べて第4期のF1活動はホンダの中でスタンスやポジションに何か違いはありますか?
「これはあくまで個人的な意見ですが、F1そのものはすごく変わったと思います。僕は第2期は良く知りませんけど、当時のF1というのはそんなに技術の最高峰という感じではなかったんじゃないかなという印象があります。だからホンダがひっちゃきになってやることによってトップに行けたんだと思います。もちろんホンダはすごく頑張ったしすごく良いものを作ってその当時のF1の中で突出したものができたんですが、全体のレベル感としてはそれほど高くなかったのではないかという気がします」
ーーそして、2000年代の第3期はメーカーの時代でした。
こちらの記事は『F1LIFE』有料会員限定のコンテンツとなっています。
※コース変更の場合は、旧コースの解除手続きを行なって下さい。
続きをご覧になるためには、ベーシック会員・プレミアム会員になって頂く必要があります。
(会員登録の方法はこちら)
お客様の手で解除手続きを行なって頂かなければ継続課金は解除されませんのでご注意下さい。
この記事へのコメントはありません。