【特別レポート】フェラーリ式HALOの詳細チェック
3月3日・4日、フェラーリは“HALO”と呼ばれるコクピット保護プロテクターのプロトタイプをテストしました。バルセロナ合同テストの3日目の4日目の朝一番のインストレーションチェック走行の際に、SF16-Hのコクピットに装着したものです。計29点のディテール写真とともに、その詳細を解説していきましょう。
これはドライバーの頭部を保護するプロテクターとして開発されたHALOが視野に与える影響を実走テストするもので、ステアリングを握ったセバスチャン・フェッテルとキミ・ライコネンはともに「必要な視界は確保できているし、問題はなかった」と語っています。
HALOは元々メルセデスAMGが研究開発を進めてきたアイディアでしたが、2017年に向けてGPDA(グランプリドライバー協会)が導入を強く提言していたこともあり、2017年レギュレーションをめぐる議論が白熱する中でフェラーリが具現化し、より議論を具体化させ進展させようとしたようです。
このHALOはあくまでプロトタイプであり、一定の強度を確保した上、カーボンチューブラーで製作されたもの。当初は10kg程度あったという重量は、マウント部を含めても8.39kgまで軽量化されています。
モノコックへのマウントは、先端部分はテープ貼りとコクピット内側へのビス留め。左右のマウントは暫定的に、コクピット脇にあるサイドポッドラジエターからのエアアウトレット部分のルーバーカウルの代わりにピタリとはめ込んでビス留め。あくまで視界確認テストのためのものですから、デザインやマウント強度などは暫定的なものです。
こちらの記事は『F1LIFE』有料会員限定のコンテンツとなっています。
※コース変更の場合は、旧コースの解除手続きを行なって下さい。
続きをご覧になるためには、ベーシック会員・プレミアム会員になって頂く必要があります。
(会員登録の方法はこちら)
お客様の手で解除手続きを行なって頂かなければ継続課金は解除されませんのでご注意下さい。
この記事へのコメントはありません。