REPORT【報道】

20141002-01

 

ーー(MC内田恭子)葛西紀明選手のメダルがこちらなんですが、バトン選手はご覧になっていかがですか?

 

ジェンソン・バトン(以下JB)「(日本語で)スゴイネ! オメデトウ! すごいことだよ。オリンピックのメダルというのは1つ獲るだけでも大変なことなのに、2つも獲得するなんて本当にすごいことだと思うよ」

葛西「ものすごく重いんですよ、これ」

 

ーー葛西選手はスキージャンプ競技史上最年長の記録を持っていますが、バトン選手はその点についてどうお感じになりますか?

 

JB「年齢は単なる数字に過ぎないってことの証明だよね。夢を叶えるのに必要なのは年齢ではなく、献身や努力だということだ。オリンピックでメダルを獲るという偉業を達成したことには尊敬するよ」

葛西「嬉しいですね。でも今はまだ銀と銅しかなくて、僕の目標は金メダルを獲ることなので、金メダルという目標に向かってこれからも頑張っていきたいと思っています」

 

ーー日本GPの次は冬季オリンピックが開催されたソチが部隊ということで、なにか葛西さんからアドバイスはありますか?

 

葛西「ジャンプ競技場は山の中にあったんでソチの街にはなかなか行けなかったんですけど、結構寒いところでしたね。食事も美味しいんですけど、一度ピロシキを食べたら当たったということがあったんで、食事には気をつけてください(苦笑)」

 

JB「うん、細心の注意を払うよ!(笑) 日本GPの後は水曜日まで東京にいて、そこからソチへ直接行くんだ。だからロシアよりも日本でもう少し過ごすことができる。もちろんいろんな国に行くのは楽しんでいるし、新しいサーキットで走るのもチャレンジだし楽しみだよ」

 

ーー後ろにはマクラーレンの650Sというクルマが飾られていますね。

 

葛西「素晴らしいですね。僕は特に黄色が好きなんで、前のオレンジ色のクルマ(MP4-12C)も良かったんですが、今回ここに来てこの黄色のクルマを見て、『欲しいなぁ〜』と思いました。高くて手が届かないと思いますけどね(苦笑)」

 

ーーお値段は4000万円ほどだとお聞きしました。

葛西「次のオリンピックで金メダルを獲って買おうと思ってます!(笑)」

 

JB「僕もモナコの自宅ではまさにこの色のクルマに乗ってるんだ。この650Sは本当に素晴らしいクルマだよ。ものすごく速いのは当然だけど、マクラーレンが重きを置いたのはメカニカルグリップとエアログリップを高めることで、これよりもさらに上のP1やGTマシンはものすごくグリップが高くて最高だよ。P1は限定車だけど、このクルマも素晴らしいし、世界中でマクラーレンの量産車が走っているのを見られるのは嬉しいね」

 

20141002-02

 

ーーアスリート同士で聞きたいことなどはありますか?

 

葛西「ずっとテレビの前で見て憧れていた人なので、質問したいことはたくさんあります。今日のテーマが『大切なものを守る』ということなので、まずは大切なチームのことをお聞きしたいと思います。マクラーレンというのはどういうチームですか?」

 

JB「皆さんもご存じだと思うけど、F1というのは個人でどうこうできるような世界ではないんだ。クルマを運転するのはドライバー1人だけど、その後ろには何百人の人たちの努力があって初めてクルマを走らせることができるんだからね。クルマを設計する人や組み立てる人の存在がなければ走れない。ものすごく巨大なチームだし、サッカーやラグビーなどとは大きく異なる世界なんだ。サッカーはピッチ上でチームの全体像を見ることができるけど、F1はファクトリーで大勢の人が動いていて見えない力がたくさんある。

 レース中だって、クルマの周りには大勢のスタッフがいるのが分かると思うし、ピットストップだって僕たちのチームワークの凄さを見せる絶好の機会だと思う。シンガポールGPでは3回とも全チーム中でベストなピットストップをやってのけたし、それはほぼいつものことなんだ。

 僕らは個々人が優れているのはもちろんだけど、チームとして一体となればさらに優れた能力を発揮することができる。僕らにはそのことがよく分かっているし、だからこそ常にチームとして何かを達成すべく一丸となって努力しているんだ。……ごめん、もうちょっと短く答えた方が良かったね(苦笑)」

 

ーーテクニカルパートナーであるモービル1もそのチームの一員として忘れてはならない存在ですよね。

 

JB「F1のような競争の激しい世界では、常に進歩し続けなければならないんだ。そんな中でモービル1の燃料は常に改良が続けられているし、ほぼ毎レースのように進歩している。特に今年は燃料の改良がマシンパフォーマンスに与える影響がとても大きいんだ。素晴らしいパートナーシップだし、長く続く関係になることを願っているよ。

 もちろんモービル1だけに限らずあらゆるパートナーたちとともにマシンを改良すべく開発を続けているし、それが勝つための唯一の方法だと言えるだろう。その努力は必ず、将来僕らが勝つために役立つはずだよ」

 

ーースキーでもチームの団結力というのは重要ですか?

 

葛西「どの競技でもそうだと思うんですが、チームワークというのが一番大事ですね。特にジャンプの場合は意外とF1に似ていて繊細なところがあって、チームとしてひとつでも欠けてしまうと最高のパフォーマンスが出せないという側面があります。それにルールが毎年変わるのもF1と同じですよね。常に進化していかなければならないというところは共通点があるなと思いました」

 

20141002-03

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

 

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