【特別記事】ガスリー担当マネージャー、ギヨーム・ル・ゴフが語るマネージメントの極意

　F1ドライバーのマネージメントというのは、ただそばにいるだけではなく、チームやスポンサーとの交渉をするだけでもなく、多岐にわたる。若手ドライバーの発掘と育成もその業務のひとつだ。

　ピエール・ガスリーのマネージャーを務めるギヨーム・ル・ゴフは、F2やフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ（FRECA）、F4、カートなどに参戦している若手ドライバーを多く抱えている。彼はどのようにして若手ドライバーを支援・育成しているのだろうか。

　ル・ゴフは『F1のお仕事』連載で紹介したとおり、エンジニア出身でレース業界で培った長年の経験とF1ドライバーのマネージャーとして得た知見を、F1へ上り詰めることを目標にしているヤングドライバーの育成とキャリアのサポートに活かしている。もちろん、若手ドライバーからマネージメントの依頼が来たとしても、誰と仕事をするのかは最終的にル・ゴフが決めるという。

　では、将来のスター候補を慎重に選ぶ際にどのような要素に注目しているのだろうか？