【アプレゲールですいません。】日本のF1ニュース、それでいいんかい!?(その3)
GMMのお話の続きです。
この“通信サービス“が世界各地のF1情報サイトのネタ元になっていることは、(その2)でお伝えした通りです。
そこで、さらなる問題。
このGMMだって、世界中の雑誌や新聞が報じたニュースを再編集して「『●●●』がこう報じた」と配信しているだけ。つまり、彼らだって自分たちで取材しているわけではないんです。F1僻地のオーストラリアの会社だし(ちなみにオーストラリア人のF1専任メディアは現場にいません)。
それなのに、世界各地のメディアが報じた“素材“(コメントや記事など)を、自分たちで勝手に編集して、つなぎ合わせて、ストーリーを作っているわけです。コメントや記事の引用箇所以外はGMMが勝手に書いて。
てゆうことは、世界中を見渡しても取材者が存在しないニュースが蔓延しているわけです。そんなんで良いんですかね?
もっといえば、日本のF1情報サイトに出ている情報は、正確に言うならば「『●●●』がこう報じているとGMMが伝えた」という情報です。
つまり、記者が取材した1次情報を、新聞・雑誌が2次情報として掲載し、それをGMMが3次情報として報じる。その3次情報を和訳したのが日本のF1情報サイト。しかも、その翻訳者に情報の真偽を見極める知識も経験もない。
そんなのが『Yahoo!』のトップに出ているのが日本のF1ウェブメディアの現状なんです。
タキ井上さんが「日本のレース記者は可夢偉の契約『決定』とハッキリ書けなくて情けない!」とおっしゃっていましたが、日本のF1ウェブメディアに“F1記者”はいないし、当然なんですよね。
僕はそういう現状ってヤバいなって思うし、なんとかしたいと思ってこうしてあがいているわけです。
きっと、そんなのどうでもいいって思う人もいるだろうし、興味ない人には全く理解できない世界だとは思います。だけど、一部の人だけにでも気付いてもらい、危機意識を持ってもらえればと思っています。
(text and photo by 米家 峰起)
米家さんの矜持、良いと思います。応援しております。
(なお、出来れば右クリック有効にして頂ければ、複数記事を漏れなく閲覧したい時に便利なんですけどね~。著作権などの関係で、難しいのかな?)
ありがとうございます。これまでいろんな意味で書きにくかったことも自由に書けるようになりましたので、これからバリバリやっていきます!
おっしゃる通り、右クリックは著作権保護のために無効になっているのですが、確かに不便ですよね・・・。その他のご要望についても可能なものからその都度対応していきますので、どしどしご意見・ご要望をお願いします。