【アプレゲールですいません。】ヨーロッパの人たちのためのスポーツ

　スペインGPを終えて日本に戻ってきました。

　バルセロナではまだテストも行なわれていますし、来週の頭にはもうモナコに行かなければならないので（モナコは始まりが1日早くて火曜日には現地に入らなきゃいけないし）、どうせならそのままヨーロッパに残っていても良かったかなぁなんて思いました。まぁ、飛行機のチケットもとっくに買っちゃってますし、今さらなんですが（苦笑）。

　ここからはカナダGP以外はヨーロッパラウンドが続きますし、今年はオーストリアGPが増えた分ヨーロッパに行く回数が増えるので、日本から現地に行く我々日本メディアにとっては死のロードです（笑）。

　ヨーロッパの人たちにとっては、木曜の朝に出かけて日曜の夜に帰ってくるという、日本で言うところの国内レースみたいなもんです。ホテル泊は3泊のみで、下手したら自宅からマイカーでサーキットまで来られちゃって、飛行機移動も必要なし。

　一方、我々は12時間とか16時間とかかけて飛行機で飛んで、現地で5泊して、また12時間とか16時間とかかけて帰ってきて、気付いたら出発してから1週間後ですからね。気分的に随分違いますよねぇ。

　でもフライアウェイはヨーロッパの人たちにとっても僕たちにとっても死のロード。やっぱりF1ってヨーロッパの人たちのためのスポーツなんですよねぇ……。

（text and photo by 米家 峰起）