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【アプレゲールですいません。】モーターホーム変わらずもクルマは進化

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 5月8日木曜日からバルセロナのサーキットで取材開始。パドックに建ち並んだモーターホームとトランスポーターの大群を見ると、いよいよヨーロッパラウンドに戻ってきたんだなぁという気分になりますね。

 

 モーターホームが並んでいると、正直言って取材は楽です。それぞれが近い距離で並んでいますし、取材そのものもモーターホームの中で落ち着いたリラックスした雰囲気でできます。実はその差って思いのほか大きいんですね。

 

 もちろん、僕らが取材が楽だと思うのと同じように、チームの人たちもサーキットでの仕事がしやすいという気分を味わっているはずですしね。モーターホームやトラスポーターのオフィスといったような、使い慣れた仕事場があるのは大きいでしょうし、時差対策の必要がないのでドライバーなど一部の人は木曜日の朝に自宅を出て現地入りするといったようなのんびりしたスケジュールが組まれていたりしますしね。

 

 僕らでもモーターホームの中にいると落ち着いた気分になります。ここ数年はモーターホームが新しくなるなんてこともなくてずっと変わらないままですから、余計に“慣れた場所”に帰ったきた感じがしますし(苦笑)。

 

 このバルセロナにはどのチームも前後ウイングを初めとして大きなアップデートを投入してくるわけですが、木曜日のあいだは一切見せることなく隠しています。逆にウイング類などが徹底的に隠されていると「あ、アップデートしてきたんだろうな」となんとなく分かりますから、余計に楽しみになります。そういうところもヨーロッパラウンド初戦のスペインGPらしいところです。

 

 すでにリアカウルの後端をデッキ状に伸ばしてリアサスペンションの下に潜り込ませてきたメルセデスAMGなど、アップデートの一部は垣間見ることができました。各マシンがどのように変化し進歩してくるのか、どこが変わっているのか? そんなワクワクもヨーロッパラウンド開幕のバルセロナらしいところではあります。

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

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