【アプレゲールですいません。】ヨーロッパラウンド最後の大きなお買い物
ヨーロッパラウンドの最後にスーツケースを買いました。RIMOWAのポリカーボネート製だけど金属フレームが入っているやつ。
毎年100フライトくらい乗るということは年に400回くらい空港でぶん投げられているわけで(海外の空港では当たり前)、もう何年も使ってきて、丈夫なリモワといえどもさすがにガタが来始めていたので(それでもホイールがしっかりしているのはさすが)。日本のリモワに持ち込めば修理もできるけど、修理している暇がないので……。
日本で買うと12万円とか14万円(!)とかしてしまうやつ。これがリモワの地元ドイツで買えば600ユーロ弱。なおかつVAT(消費税)が含まれてこれなので、ここから10%ちょっとは帰ってきます。今回の場合は65ユーロほど。
結構痛い出費だけど、出先でスーツケースが壊れるというのは機動力が奪われて最悪なので、滅多に壊れないリモワを、壊れないうちに買っておくというのは結構重要なこと。今回を逃すと次は早くても来年の2月のテストの時ということになるので、意を決して買いました。
また同じモデルの同じ色(笑)。他のも検討したけど、結局のところこれが一番使いやすいしカッコいいのでこれになってしまう。これでもう3代目。ルフトハンザモデルにしかない「レーシンググリーン」という色です。ドイツだけどロータスのブリティッシュグリーン。日本はもちろんルフトハンザショップ以外では販売されていない色なので、荷物受け取りのターンテーブルでも一瞬で分かります。
リモワって大々的に言わないけど常にマイナーチェンジは続けていて、数年ぶりに買うと細かいところが改良されているのが嬉しいところ。電子ペーパー埋め込みによる荷物の電子タグはルフトハンザくらいしか対応してないから多分使わないと思うけど(苦笑)、車輪はさらに回転がスムーズになっているし、静音製もアップ。剛性を確保するためのボディのリブも微妙に形状が変わっています。
なんでそんな高いスーツケース買う必要があるの?って言われることもありますが、一度使ってみるとやっぱりほかのスーツケースとは違って使いやすいし壊れない(荷物をたくさん詰めて重くしすぎると輸送中に壊れたりしますが、それはどのスーツケースでも同じ)。持ち運びのしやすさと壊れにくさを考えると、高くてもリモワ一択なのです。
23kg目一杯詰めた状態でも取っ手を片手で持ってその場でクルクル高速回転できるのはリモワくらいのものでしょう(笑)。歩いている時も、しばらく手を離していても4輪でひとりで一緒にまっすぐ進んできてくれます(良い子はマネしちゃダメ!)。スーツケースの使い勝手を最も左右するパーツであり、スーツケースで最も壊れやすいのがホイールなのですが、リモワのホイールは本当に優秀です。
とはいえ僕らのような仕事の人間にとってスーツケースは所詮は消耗品なので、10何万円というとさすがに二の足を踏みます。でもドイツで半額程度の値段で買えるなら絶対これだなっていう感じです。
日本でいくらだろうと調べてみたら、Amazonでもルフトハンザモデルのリモワが買えるみたいです。僕が買ったモデルは4色ほどありましたが、どれも色が綺麗ですよ。
【RIMOWA×Lufthansa】(リモワ×ルフトハンザ航空) エレガンス 59.5L 電子タグ搭載 レーシンググリーン [並行輸入品]
(text and photo by 米家 峰起)
その場で詰め替えて、古いほうはショップで引き取ってもらえるのでしょうか?
それもできるかもしれませんが(日本のリモワは引き取りもしてくれるみたいです)、その場で使うとヨーロッパ内で消費したことになり消費税は還ってきません。ですので、新品状態で預け入れするのがベスト。リモワ正規店やフランク空港のお店で買うと段ボール包装のまま売ってくれます。
もしくは、いったんホテルに持ち帰り、詰め替えてチェックイン。税関の職員が「新品」と判断してくれたら儲けものということも。ドイツ国内だとかなり安価でリモワの修理ができるので、ホテルでも喜んで引き取ってくれますよ。外装を換えたりフレームを打ち直すだけでかなりリフレッシュして再利用できますからね。