REGULAR【連載】

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 F1チームのピットガレージというのは、基本的にチームスタッフ以外は立ち入りができません。

 

 ただし本来はパドックパスを持っている人間なら可能で、FIAやFOMに禁止されているわけではありませんし、映画『RUSH』等を見ても分かるように20年くらい前まではどのチームのガレージも自由に立ち入りができたものでした。

 

 しかし技術的な機密が多くなるにつれて立ち入りを禁止するチームが増え始め、今ではどのチームもチーム関係者とゲスト以外は立ち入り禁止という措置を執っています。ガレージ裏には門番がいて、24時間体制で見張っています。

 

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 そして、ピットレーン側からの立ち入りを制限するためにガレージ前に張られるのがこのバリアです。ピットウォークなどが行なわれるセッション以外の時間はもちろん、カメラマンやテレビクルーが行き交うフリー走行中もこれが張られて、クルマがコースインする時だけ開かれます。

 

 支柱の部分からビ〜っとベルトを引っ張り出して、隣の支柱のクリップに引っかければバリアの完成。それをいくつも繋げていくわけです。ガレージ前の地面にはこの支柱を置くための“バミリ”もしちゃってます(マジックで直接書いてあります)。

 

 この手のテープ型バリアは空港やホテルなど世界各地でよく使われていますが、F1チームが使っているのもすべて既製品です。ただし、それぞれロゴを付けるなどしてオリジナル色をしっかりと出しているところがさすがF1ですね。

 

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 ほとんどのチームが使っているのが、イタリア『flex』社の製品。いくつかあるラインナップの中から選び、それにベルトの色を選んで組み合わせ、ベルトにチームロゴをプリントしてカスタマイズしています。

 

 支柱の上にもそれぞれチームロゴを貼り込んでいます。レッドブルとトロロッソはただのステッカーではなく立体感のある凝った仕上がり。

 

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 バーレーン合同テストではザウバーは普通の既製品のままで使用していました。

 

 ここの写真には含まれていませんが、マクラーレンとザウバーはもっとスタイリッシュな縦型のバリアも使っています。なぜレースによってバラバラなのかというと、実はこうした備品は5セットを用意して、フライアウェイ戦にはそれらを船便で同時に輸送しているからなんです。その方が航空便で送るよりも安く上がるというわけです。

 

 フェラーリもヨーロッパラウンドにはエレガントな白い丸形のものを使用していますね。

 

 メルセデスAMGはアメリカの『TENSA BARRIER』社のものも使用しているようです。

 

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 支柱と土台の部分は、常にピカピカに磨かれています。クルマと同じくメカニックの中に“磨き役”の人がいて、定期的にクリーナーをかけて磨いているんです。だからこそF1の品位も保たれているというわけです。

 

●レッドブル・レーシング 

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●メルセデスAMG

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●スクーデリア・フェラーリ

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●ロータスF1チーム

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●マクラーレン・メルセデス

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●フォースインディアF1チーム

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●ザウバーF1チーム

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●スクーデリア・トロロッソ

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●ウイリアムズ・マルティニ・レーシング

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●マルシアF1チーム

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●ケータハムF1チーム

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(text and photo by 米家 峰起)

 

 

 

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