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【アプレゲールですいません。】『ナビカーズ』掲載、ホンダ中村さんの言葉
メルボルンから帰ってきてボヤボヤしていたらあっという間にバーレーンへ出発の日です。
バルセロナで取材して月末に発売されていた『ナビカーズ』をご紹介しておきましょう。3月いっぱいでF1の現地部隊を離れてHRD Sakuraに戻ることになった中村聡エンジニアにじっくりお話を伺って、記事にしました。
ジョーダン無限ホンダでチャンピオン争いまでした時はすごく楽しかったという話や、BAR時代のジャック・ビルヌーブの驚異的な話、そしてマクラーレン・ホンダ時代の辛い話などなど。そしてこれから日本の開発部隊に戻って、若いヤツらのケツをひっぱたく!というお話も。
個人的には、無限ホンダは当時F1で一番重かったけど最もパワフルなエンジンだった、という話が一番印象深かったですね。そうそう、昔のホンダってこうだよね、みたいな。それがサイズゼロとかお利口な感じになっておかしくなってしまったのかな……と思ったり。今のパワーユニットでも「デカくて重いけどパワーは一番!」みたいな発想はアリな気がしますが、燃料流量が制限されてしまうと結局は燃費競争ですからね(同じ燃料量からどれだけパワーを出せるかの勝負なので)。
でも必ず勝てるエンジンを作りたいし、日本の技術に対する評価が下がってきているいまだからこそ世界の人にやっぱり日本人はすごいんだって認めさせたいとおっしゃる中村さんの言葉を聞いて、これからのホンダに期待したくなりました。
ぜひお買い求めの上、ご覧になってみてください。
(text and photo by 米家 峰起)
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