【アプレゲールですいません。】日本人のF1がまた遠のいた?
FIA、フリー走行出走のための”ライセンス”発行を厳格化
https://jp.motorsport.com/f1/news/fia-フリー走行出走のためのスーパーライセンス発行を厳格化-990064/
今日はこんなニュースのご紹介です。
スーパーライセンスだけでなく、金曜フリー走行に出走するための暫定ライセンスの発給も基準を厳しくするという記事。過去3年間でスーパーライセンスポイント25点以上か、F2にフル参戦か。
う〜ん、基準を厳しくするというそれ自体は良いことだと思うんですが、引っかかるのは2つめの基準。結局のところ、FIAがFIA F4〜F3〜F2〜F1っていうFIA統括のステップアップカテゴリーを強化したいだけなんですよね。これって要するに「F1に乗りたいならFIA F2に乗りなさいよ」って言ってるようなものですから。
チャンピオンを獲っても25点だったのが来年からは20点しかもらえなくなるスーパーフォーミュラへの風当たりもその一部です。FIA F2に比べて格段に安い予算で参戦できるスーパーフォーミュラなんかでお茶を濁してF1に来られたら、FIAとしては困ってしまうわけです。
F1のFP-1に1回乗るだけならF2に6戦出場でも良いけど、それ以降も乗るための暫定ライセンスが欲しければF2フル参戦か25ポイントが必要。
この条件に照らし合わせれば、日本人ドライバーは極めて微妙な立場に立たされてしまいます。来年ヨーロッパでの活動が期待されている福住仁嶺も牧野任祐も、現状では25点以上持っていません。仁嶺くんはFIA F2とスーパーフォーミュラの開催日程が3戦も重なることで、FIA F2へのフル参戦はできないかもしれません。牧野くんもロシアンタイムの参戦継続はまだ決まっておらず宙ぶらりんのまま。
F1デビューはおろかFP-1出走すら叶わないなんて、残念すぎます。
(text and photo by 米家 峰起)
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