REGULAR【連載】

20140305-01

 

 最終週のバーレーン合同テストでは、去年のアブダビGPの時に知り合ったレバノン人のジャーナリストと再会しました。あの『Austosport』の中東版ウェブサイト(www.autosport.me)をやっているヤツです。

 

 といってもあちらの人はみんな似たような顔をしていますから、向こうから「ハロー、マイフレンド!」って声をかけられても最初は誰だか分からないというか、また怪しいヤツが来たよ……くらいの気分だったんですが(苦笑)。いや、ホントにそうやって声をかけてくる人が多いんですよ、アラブ人って。フレンドじゃねぇよ!みたいな(笑)

 

 僕は「俺のこと、覚えてない?」って言われて、はっと思い出しました。ギリギリセーフ(笑)。

 

 彼は今年はこのテストと、グランプリはバーレーンとアブダビの2戦だけ来る予定だそうです。近場ならお金もかからないし、ニュース素材は本家『Autopsort.com』から提供されるし、それで充分だとのこと。

 

 彼にしてみれば、なんで日本人が年間19戦も取材して回れるのか不思議なようで、いろいろと聞かれました。

 

「予算は誰が出してくれるんだ?」

 

 ないない! F1バブルの頃ならいざ知らず、今時F1の取材に旅費や経費を出してくれる媒体なんてありません。もちろんフジテレビのスタッフや雑誌の編集部員は会社の経費で来ていますが、我々フリーランスの人間はどこかから旅費などを出してもらっている人なんて誰もいません(少なくとも僕の知る限りでは)。

 

 そのぶんたくさん仕事して稼がなきゃ喰っていけないんだよ、というと、「どうやってそんなにたくさん書く時間を見つけているんだ?」というから言ってやりました。

 

「とにかく寝ないでやりゃいいんじゃん!」って(笑)。

 

 ヨーロッパから来ているジャーナリストというのも、基本的にはほとんどが雑誌や新聞の社員か特約記者で、経費は全て会社持ち。フリーランスは少数派です。だから旅費のことはあまり気にしていないけど、逆に会社が「もう出さない」って言うと現場には来られなくなるわけです。去年の後半戦のフライアウェイなんて、レース展開がつまらなくなっていたこともあって、現地取材に来るヨーロッパの人は激減しましたからね。

 

 そういうリスクもあるし、どれだけ働いても基本的には給料は変わらないという部分もあります。フリーランスなら、働けば働いただけ収入は増えますから。もちろん、仕事がなければ収入がゼロになる可能性だってあるわけですが…・…。

 

 どちらが良いのかというのは一長一短なのかもしれませんが、仕事が楽なのは間違いなく会社付きの人たちでしょうね。

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

 

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