【アプレゲールですいません。】バーレーンでサウジアラビア・リヤル紙幣に出会った〜
依然としてマナマの街に“ステイアウト”しています。
仕事の合間に散歩して気分転換したり、マクドナルドでアラブ限定メニューのマックアラビアを食べたり。同僚の某ポルトガル人ジャーナリストには「俺は人間の食べ物が食べたいの!」ってバカにされましたが(苦笑)、いやいやどうして、このマックアラビアは結構美味しいんですよ。
イスラム圏なので豚肉は食べられません。このマックアラビアもチキンのパティが2枚入っていて、レタスやトマトと少し甘めのマヨネーズソースと一緒にナンのような生地で包んだものです。パティにはしっかり目に塩味が付いていて、甘めのソースと合わさるとなんとも濃厚で美味しいんです、これが。普通に美味しいし日本でも受けそうな味なので、ぜひ日本でも販売して欲しいくらいです。
ミールセットで1.8ディナール(約485円)でした。このメニューはドバイやアブダビでも売られているのですが、いっしょに付いてきたケチャップやマヨネーズの袋を見る限り、どうやらエジプト生産のようです(バーレーンの街の様子やグルメは『F1紀行』でまた詳しくお届けしようと思います)。
お店はガラッガラで、店員さんはみんなフィリピン人。やっぱり愛想は良いです。
で、もらったお釣りをふと見ると、紙幣に描かれている王様の顔がなんか違うなぁと。で、よく見たらバーレーン・ディナールじゃなくてサウジアラビア・リヤルでした(写真手前がリヤル、奥がディナール)。1ディナール=5リヤル換算で、普通にバーレーンでも使われているらしいです。僕の手元にはこの他にもドバイやアブダビで使われているUAEディルハムもありますし、ややこしいです(苦笑)。
バーレーンは島国ですがサウジアラビアから約25kmの橋で繋がっていて、週末になると人がドットやってくるそうです。なぜなら、バーレーンはムスリムの制約が緩いから。公共の場でのアルコールは禁止ですが、ノンアルコールビールは普通にどこでも売ってますし(そういう問題?)、3つ星以上のホテルやレストラン、クラブなどでは通常のアルコール類も販売しても構わないということになっているそうです。大きなホテルにはいわゆるディスコが付帯しているところもたくさんあって、そういうところにはいわゆる春を売るアジアからの出稼ぎ労働者もたくさんいるんだとか。
そう言われてみれば、マナマの街にはものすごい数のホテルがあります。そういう需要があるからこれだけの数のホテルが成り立っているんでしょうね。しかも宿泊税が20%もかかりますから、国としても黙認ということなのでしょう。
う〜む、1枚のリヤル紙幣からいろんなことが分かってしまいました。
(text and photo by 米家 峰起)
米家さんへ
F1 LIFE、毎日楽しみにしています。
単なるニュースでもなく、斜め目線でもなく、先生目線でなく。
知りたいこと、観たい事の少し先が、リアルに伝わってきます。
感謝とエールを込めて。
下世さん、ありがとうございます。そう言って頂けるとすごく嬉しいです。またワクワクするような面白いことをやりたいですね。
色々と興味深いですね。
マックアラビア、僕も食べてみたいです!
ぜひ中東のどこかに来てみてください(笑)。アブダビGPなんて楽しいと思いますよ、レース後に有名ミュージシャンのコンサートもあるし。