【アプレゲールですいません。】ウェブでフォーミュラE観戦
結局、鈴鹿のスーパーフォーミュラの取材は諦めて、今日はフォーミュラEの中継をテレビとウェブサイトで見ました。以前にも書いたことがありますが、ウェブ上でオンボードカメラ3台とタイミングモニター、そしてトラッキングモニター(誰がどこを走っているかをコース上に映し出す画面)を自由に選んで視聴できるこの仕組み、素晴らしいですね。
直前にやっていたスーパーフォーミュラの予選でも同じような方式で、せめてタイミングモニターだけでも表示してくれればもう少し楽しめたと思うんですが、テレビ中継の画面場にはタイム情報がほとんど出ないし、最後はタイムアタックが集中すると最終コーナーとコントロールラインの映像ばかりで、誰がどんなタイムで来ていて順位が入れ替わりそうなのか、全く分からない……。これじゃ、全然面白くないですよね。
フォーミュラEの方は、テレビ朝日の中継はやはりモータースポーツに慣れていないだけに正直微妙なところもありますが、国際映像とウェブサイトの情報で充分に楽しめます。
ただ、無線はちゃんと聞かせて欲しいなと思うし、せっかく生中継でチーム関係者やドライバーのインタビューが入るのに、それもきちんと翻訳されていない。おそらくスタジオに英語を聞き取って書き取ってアナウンサーさんに伝えている人がいるんでしょうけど、リアルタイムでは書き取れる分量にも制約があるでしょうし、全然伝え切れていないのが現実。ロビン・フラインスが「ラリードライバーになったみたいな気分だったよ」と言っていたのが、最後はフラインスがラリー出身ってことになってましたからね(苦笑)。
プトラジャヤのレースは高温のせいでトラブルが多くて荒れましたが、基本的にレースとしては動きが少なかったように感じました。元F1ドライバーがたくさん参戦してはいますが、生きの良いドライバーはフラインスとかサム・バードくらいのもので、どうしても開発力の高い耐久レース系のドライバーが多くなっているせいで大人しい展開になりがちですよね。
マシンのパフォーマンスはしょうがないにしても、もう少し若手のアグレッシブなドライバーが出てくれば盛り上がるんじゃないかなという感じです。フォーミュラEの物足りないのはそういうところのような気がしますね。
(text and photo by 米家 峰起)
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