【アプレゲールですいません。】アブダビに行くと感じる不自由さ
目下、アブダビに向けて移動中です。ブラジルから戻ったのがわずか数日前(水曜の夜)だというのに、火曜日にもう出発です。今回は特にかなり慌ただしい“日本滞在”でした……。
さて、アブダビは青い海とキレイなリゾート的な建物なんていうイメージもあるかと思いますが、なんだかんだ言ってもイスラム教国です。もちろんF1を開催しているくらいですから他の国に比べれば戒律は全然ゆるいし、外国人は基本的に行動に制約はほとんどありません。それでもいくつかの制約はありますし、普段自分たちがいかに自由な環境でのびのびと暮らせているのかということを実感します。
まず、お酒はダメです。公共の場では販売されていませんし、飲むこともダメです。そのへんはバーレーンよりも厳しいですね。さすがにF1のパドックの中はフリーでみんなガンガン飲んでますが、バーレーンのようにそのへんで売られているわけではないので、そもそもお酒を入手するのが大変みたいです。
僕はお酒を飲まないので全然困りませんが、お酒が好きな人はアブダビやドバイの空港に到着したところにある免税店でお酒をまとめ買いしていくそうです。
もうひとつダメなのが、豚肉。全くと言っていいほど豚肉料理はありません。普段それほど意識することはありませんが、食べられないとなると妙に豚肉の味が恋しくなってしまいます。なのでアブダビに行く前にカツ丼と豚の角煮と小籠包を食べておきました(笑)。
そして、ポルノもダメ。インターネットでアダルトサイトにアクセスしようとすると、「ダメ!」の画面が出て来ます。
って、オマエアクセスしとんのかい!(笑) いや、でもですね、何かの手違いで「これはアダルトちゃあうやろ?」というようなサイトが有害指定されていてアクセスできなくなっていたりするんです。中国でFacebookやツイッターなどのSNS、Googleだけでなく、何の関係もないブログにアクセス制限がかけられてしまったりするのと同じです。
というか、そうやってネットのアクセスも全て監視されているわけで、なんだかなぁという感じですね。いや、ホントに日本って自由で幸せな国ですよ。
(text and photo by 米家 峰起)
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