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【アプレゲールですいません。】日本のF1ニュース、それでいいんかい!?(その2)

【アプレゲールですいません。】日本のF1ニュース、それでいいんかい!?(その2)

20140129-01

 

 日本のF1情報サイトを見比べて、どこも全く同じ記事ばかりだと気付いている人もいらっしゃるでしょう。

 

 なぜそうなるか? 同じ英語サイトを見て翻訳しているから? そうかもしれないし、そうじゃないかもしれません。

 

 実はほとんどの英語のF1情報サイトは、GMM(グローバル・モータースポーツ・メディア)という会社が配信した英文ニュースをそのままコピペして掲載しているだけです。だから、そもそも世界中に散らばる英語F1サイトの記事自体がどこも同じなんです。

 

 GMMから配信を受けている英語F1サイトは、記事の責任の所在を明確にするため、ネタ元がGMMであることを明記しています。同じような内容なのにGMMと明記していない場合は、コピーしたものかもしれません。

 

 では、日本のF1情報サイトはどうなんでしょうか?

 

 GMMに確認したところによると、日本のいくつかのウェブサイトとは契約を交わして配信をしているとのこと。おそらく、会社組織として商業ベースでサイトを運営しているところはみんなそうでしょう。

 

 『F1-Gate』みたいな完全な素人さんがやっていると思われるところは、GMMと契約をしているのか、GMMの配信を受けた英語サイトを見て翻訳しているのか分かりませんが、写真もそっくりそのまま英語サイトと同じだったりするのを見ると、おそらく後者ではないかと。

 

 聞けば、日本以外の他の国でも、同じような状況が起きているそうです。み〜んなGMMネタ元の英語サイトを自分ところの言語に翻訳して、それでコピーサイトをやっていると。

 

 こうやってみると、世界中にF1情報サイトは星の数ほどあれど、結局ネタ元はほとんどひとつしかないということになります(あとはAutosportなど各国の主要モータースポーツ紙誌が独自運営するサイトくらい)。

 

 その情報があちこちで流れているのを見て、複数のメディアが報じているからそのニュースがホントだというような気分になってしまっているわけです。

 

 しかも、問題はそれだけじゃないんですよ……。

 

(text and photo by 米家 峰起)

 

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