REGULAR【連載】

20141027-02

 

 この『F1LIFE』でもお届けしましたが、日本GP前にマクラーレン東京で行なわれたモービル1のメディアイベントで、知り合いの某自動車雑誌の編集者さんが感心していました。

 

「いやぁ、ジェンソンって本当にスゴいねぇ。たかがPRイベントなのにあんなに丁寧に語ってくれるなんて! あんなF1ドライバー、初めてだよ」

 

 そうなんです、以前このコーナーにチラッと書いたこともありますが、ジェンソンは誰に対してもものすごく丁寧に接します。スポンサーのPRイベントだって、正直言えば面倒だろうし決まりきったことばかり聞かれてイヤでしょうけど、それでもいつだってにこやかだし、リップサービスもするんですよね。だからウケが良い。

 

 モービル1の対談イベントだって、記者会見スタイルのトークショーの後にテレビ用のぶら下がりインタビューがあったり、個別インタビューがあったり、本当にスケジュールが詰め詰めで大変だったと思います。しかもその後に夜にはそのままマクラーレン東京のパーティまであったり。

 

20141027-01

 

 実は他の某スポンサー企業に依頼されてインタビューをしたときなんて、事前にジェンソンも交えた打合せがあって、「ヨネヤさんはこういう質問をしてください」「ジェンソンさんはこういった内容を答えてください」という想定問答集を渡されてレクチャーを受けまして(笑)、さすがにF1のインタビューではそういうのは滅多にないので、僕とジェンソンは苦笑いしながら「これならもうインタビューする必要ないよね?」なんて言ってたんですが(笑)、まぁスポンサー関連のイベントというのはそういう優等生的なところが求められるわけです。ジェンソンはそれに笑顔で応えられるし、決まりきったつまらないコメントだけじゃなくて、みんなが喜ぶようなこともきちんと言えるんです。

 

「スポンサーのイベントは確かに楽しいものばかりじゃないよ。でもスポンサーの支援があるからこそ僕らはこうしてレースができるし、良い暮らしができるんだ。スポンサーもチームの一員なんだ。そう考えれば、スポンサーのためにイベントで良い仕事をすることもF1ドライバーとして重要な仕事のひとつだというのは当然のことだよ」

 

 そんなふうに言えるジェンソン、とっても大人ですよね。

 

 でもF1界で長くやれるドライバーというのは、こういう面でスポンサーに気に入られていたり、だからこそチームから重宝されていたりしているものです。マーク・ウェバーやデビッド・クルサードも、スポンサーからのウケはものすごく良いドライバーでした。

 

 来季が不透明になっているジェンソンですが、スポンサーやメディアのウケということを考えると、マクラーレンもホンダも彼をキープした方が良いと思いますけどね。

 

(text by 米家 峰起 / photo by Wri2)

 

Related Articles

Comment

  • トラックバックは利用できません。
  • コメント (0)
  1. コメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

Recent Post【最新の記事】

Calendar【日付で記事検索】

2020年7月
Mon Tue Wed Thu Fri Sat Sun
« Jun    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031