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【Rd.9 AUT・F2 Race1】ラッセルが優勝、牧野は7位で福住は8位を逃す

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 6月30日、FIA F2の第6戦オーストリアラウンドはレース1が行なわれ、ポールポジションからスタートしたジョージ・ラッセルが優勝を飾った。フランスに続きレース1は2連勝となった。

 

 相次ぐクラッチトラブルを受け、主催者はこのレースからセーフティカー先導によるフォーメーションラップに続いてローリングスタートをすることに。上位勢は大きな混乱もなくラッセルがレースをリードしたが、6周目にラルフ・ボシューンがトラブルでコース脇にマシンを止めたためセーフティカー導入となり、このタイミングでオプションタイヤスタートだったほとんどのマシンがピットインをしてタイヤ交換を済ませた。

 

 これでプライムスタートだったアルジュン・マイニ、ショーン・ゲラエル、アルテム・マルケロフの3台が上位に上がったが、すでにピットインを済ませた後続とのギャップはなく厳しい状況に。レース終盤までマイニ、マルケロフがリードするが実質的なトップはラッセルのまま。32周目にマイニとゲラエル、36周目にマルケロフがピットインすると、ラッセルが首位に立ってそのままトップでチェッカーを受けた。

 

 その背後ではタイヤのデグラデーションに苦しみ急激にペースを落とすドライバーが現れ始め、途中は中団まで下がっていたランド・ノリスが2位、アントニオ・フオッコが3位まで追い上げてフィニッシュ。好走を見せていたロベルト・メリは4位、マキシミリアン・ギュンターに至っては12位まで後退してレースを終えている。

 

 牧野任祐は最後まで安定したペースを保って7位でフィニッシュ。福住仁嶺は一時8位まで順位を上げていたが、最後にスーパーソフトで追い上げてきたマルケロフを抑え切れず最終ラップの最終コーナーで抜かれてレース2のポールポジションを逃した。

 

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