【マレーシアGP】2016年9月29日(木)取材日記「朝到着でフラフラ……」
今年のマレーシアGPでは初めてエアアジアを使ってみました。水曜の夜11時45分に羽田を出て、木曜の早朝6時半にクアラルンプールに到着……する予定だったんですが、出発が30分ほどディレイ。なのになぜか飛行機は30分ほど早く到着。つまり7時間半ほどあるはずだった飛行時間が予定より1時間ほど短くなってしまったわけで、機内であんまりゆっくり眠ることができないまま初体験のKLIAのLCCターミナルに到着し、セパンへ……。
おかげで結構フラフラな木曜日でした。FIA会見とか、話を聞きながら寝そうになっちゃいました(苦笑)。エアアジアのシートはとにかく狭いと聞いていたので、ちょと奮発してプレミアムフラットシートを購入したんですが、そうじゃなかったら死んでましたね……。
1日を通して曇っていてそれほど暑くならなかったのもありがたかったですね。とにかくセパンの場合は湿度と直射日光の暑さがハンパなく体力を奪っていきますから。1日1回は降るはずの雨も降らなかったし。
セパンは3月に一時閉鎖してコースを全面改装し、パドックもホスピタリティユニットを新設。今までのテントに較べると格段に快適になったし、取材もしやすくなりました。壁が全面ガラス張りなので、外から様子を窺いやすいし。ドライバーの写真を撮ろうと集まってくるカメラマンも多かったですね。
ドライバーや首脳陣は、サーキットそばのクアラルンプール国際空港のサマサマホテル(旧パンパシフィック)に宿泊している一部を除いて、ほとんどは車で1時間かかるクアラルンプール市街に宿泊しているので、わりと早めにサーキットを後にします。そのせいか、木曜日のスケジュールはいつもと違ってバラバラ。普段は午後4時台にやるトロロッソが12時台だったり、午後5時台のメルセデスAMGが4時台だったり、マクラーレンも同じく少し早めだったり。
金曜は普段通りのスケジュールなのに土曜日はいつもより3時間も遅く、日曜は1時時間だけ遅いという、週末を通した変則スケジュール。チームもメディアも普段とは作業の流れが変わるので、上手く適応しなければなりません。
なぜかメディアセンターに音楽が流されていて、ちょっとうるさいなぁと思っていたら、取材700戦のスイスの名物記者ロジャー・ブノアが「ウルサイ! ここはディスコじゃないんだ!」とPA担当のスタッフのところに怒鳴り込んでいました(苦笑)。きっとPA担当スタッフにしたらみんなにリラックスしてもらおうと気を利かせたんでしょうけど、さすがにメディアセンターの人たちは仕事をしに来てますからねぇ。
というわけで、ホンダのパワーユニットのアップデートだったり、路面改修だったり、取材する話題が色々あって忙しい1日でした。
(text and photo by 米家 峰起)
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