【カナダGP・現地直送便】メディアセンターのステッカーで超暫定スケジュール発覚!
各グランプリのメディアセンターでは、まず到着すると自分の座席を選んで受付を済ませ、FIAが用意したリストの中にある自分の名前のところにサインをして、ようやくそのグランプリの取材がスタートします。というか、そこにサインをして初めてそのグランプリの取材に来たという証明になるわけです。
その受付が完了すると、自分の選んだデスクにはFIAが用意したステッカーが貼られて、座席が確保されます。そこがその週末の自分の仕事場になるわけです。
そこに貼られるステッカーがこちら。「MEDIA ROOM 2015」という文字とコンピュータのイラストが描かれたステッカーです。一応シリアルアンバーも刻印されています。色はそのグランプリによって異なり、蛍光イエローだったり蛍光レッドだったりします。
あとはジャーナリスト名と媒体名(エージェンシー名)が書き込まれ、上の丸いところに座席番号が書き込まれて完成。右の●は年間パス保持者、左の●は単発パスの人です。
そんな話はわりとどうでも良いのですが(笑)、今回ふと気付いたのは、こちら。
ステッカーの左端には、今回がどのグランプリかチェックを入れる欄があります。そこは各開催国の国旗が並んでいるのですが……
6個目には韓国、そして11個目にはドイツの国旗が入っています。今季のカレンダーから消滅したはずのグランプリなのに、なぜ?
というのも、FIAやFOMから支給されるこのステッカーやパス、コースタバードなどは、すべて前年度のうちに制作されているんですね。なので、こういうところも最終カレンダーが確定する前の暫定カレンダーで作らざるを得ないんです。
一般に向けて公表されたカレンダーでは韓国GPはスペインGPの1週間前に入っていましたが、その前の段階ではこのようにスペインGPとモナコGPの間に入って3週間連続という暫定スケジュールだった事が推測できます。もちろん、「こっちはやる気だったけど韓国GP主催者の都合でできなかったから違約金を〜!」と言いがかりを付けるためだけのダミースケジュールですけどね。
ちなみに、各グランプリのゲストに発給されるゲストパスの裏側はこのようになっています。こちらは国旗ではなくサーキット図。ドイツGPのホッケンハイムのところは消されてチェッカーフラッグ模様になっています。こちらはステッカーよりももっと後で制作されたものだということですね。
(text and photo by 米家 峰起)
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