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2024

【決勝】D・リカルド「マシンの問題究明をさらに進めていく」【2024 Rd.3 AUS】

2024 Rd.3 AUSTRALIA

ーーオーストラリアGP決勝は18番グリッドスタートで12位フィニッシュとなりました。

「僕としては後方スタートだから他とは何か違うことをやる必要があったんだけど、僕も含めかなり多くのドライバーが早めにピットインをしてしまった。かなり早めにピットインしてハードタイヤに交換することを選んだけど、VSCが出てしまったことと、その後はグレイニングが出てしまって、第2スティントはかなりタイムロスしてしまったんだ。第3スティントはエステバン・オコンを抜いて前がクリアになった後は1分21秒台前半で走ることができたし、ペースはコンペティティブだったと思う。レース後半は(上位勢が追いついて来て)ブルーフラッグを受けるようになってしまったけど、間違いなく勇気付けられる瞬間はいくつもあったよ。まだ違和感のある部分もあるから、そこはチームに対して指摘して確認をしていかなければならないけどね」

ーーマシンに対する自信が持てていないのでしょうか?

「ブレーキングやターンインで一体どうなっているんだというような自信の持てなさではなくて、(コーナーに対して)シンプルに裕毅と同じようなスピードをキャリーしていけないと感じることが多々あったということだね。もちろん自分自身もさらに改善できる部分がないかチェックしていくけど、チームに対しても疑問点は問い掛け続けていく。とにかく、今抱えているのはマシンに対する自信が持てるとか持てないとかいう問題ではないんだ」

ーー周囲の雑音の影響は?

「正直言って、今週末を迎えるにあたってはかなり深く調査と対策をした上で臨んできたし、僕もかなり良い週末になるだろうという期待を持っていたのは確かだよ。もちろん周囲の雑音があるのは分かっているけど、周囲のノイズに関しては周りの人たちから少し聞いてはいたけど詳しくは見ていないし、あなた方メディアのみんなの仕事も尊重するし、そういったことも僕の(復活に向けた)プロセスというか道のりの一部だということは分かっているよ。僕は自分自身のことに集中するしかない。そういうノイズに耳を傾け始めたら、気が散って自分が進むべき道筋からは外れてしまうだろうからね。だからそういう雑音やネガティブなものに目を向けない方が良いと思っている。もちろんこんなシーズンのスタートになるとは思っていなかったし、そういう声が上がるのも分かる。去年は突然マシンのこともよく分からないまま乗って翌日には力強いレースができていたんだから、そこから何戦もこなしてフルに開幕前テストもこなしてから開幕に臨んだ今年がこんなふうになるなんて思っていなかったし、正直言って格段に力強いレースができると思っていたよ。だから、まだ理解できていないことが僕だけでなく僕の周りの人たちにもある。だけどナンセンスなことばかりあれこれ考えるよりも冷静でいるべきだと思うし、実際にそうなっていないしレースがしたいんだと強く思えているのは良いことだと思う。自分自身の改善すべき点も見付けられるだろうし、マシンの側にも何か問題が見付けられると信じているよ」

ーー次のレースまでに解決できるでしょうか?

「まだ色んなことをチームに確認して貰っているところだし、次の1〜2戦でマシンには何かが見つかると思う。レース中にも(問題だと思う瞬間に)マーキングをしたから、収集したデータを分析しマシンへの理解を深める上でも役に立つと思う。そうやってなるべく早い段階で状況を打開できることを期待しているよ」

(text by 米家 峰起 / photo by RB)

 

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