【2022 Rd.16 ITA】日曜 岩佐歩夢「厳しい中で精神的に成長できました」FP1出走の話は「今のところなし」
ーーモンツァのフィーチャーレースは3位フィニッシュとなりました。
「正直言って、今日も充分な速さはなかったと思います。みて分かるようにスタート直後はガンガン行かれましたし、後ろからもずっと追われっぱなしでしたし」
ーーレース前に話を聞いた時には、昨日は車高とデフに問題があったとのことでしたが、今日もマシンの症状は昨日と同じでしたか?
「症状は昨日よりマシにはなっていましたけど、マシンバランスは良いんですけどグリップがないという状態でした。スパの予選の時のような感じでした。表彰台の時に(フレデリック・)ベスティにリスタートの時に抜かれたときに『最終コーナーのどこで詰めたの?』って聞いたら、『ブレーキングも普通のコーナリングの横Gのグリップも全然違うから余裕だったよ』って言われたので。僕としてはウォームアップはできることは全部やっていたのにあれだったので、正直言って僕にできることはもうなかったですね。底に関してはクルマのセットアップだったり何かがあるはずです」
ーーレース後半はエンツォ・フィッティパルディを抑えて、ペースは改善しているように見えました。
「基本的には最初からずっとプッシュしていたんですけど、最初はプッシュしたくてもグリップがなくてどんどん横に逃げてしまう状態でプッシュできなくて。フロントが逃げればリアも滑ってというような状態で、攻めれば攻めるほど危ない状況だったんで攻めきれなくて遅かったんです。でもタイヤが温まってきてグリップが出てくると安定して走れるようになったので、タイヤの熱の問題だと思います。それはセットアップが影響しているんだと思うので、これからデータを見る必要がありますね」
ーー昨日と同じクルマの症状だったらドライビングをこうしようという準備を昨夜遅くまでやったと話していましたが、それは役に立ちましたか?
「間違いないと思います。できることは全てやった感じです。ブレーキに関しても昨日から改善して良くなりましたし、ブレーキで攻められるようになって昨日自分がやるべきだったドライビングができるようになって、しっかりグリップしないときでもコントロールしてうまく立ち上がって抜かれないようにするという組み立て方ができたので、そこは本当に昨日の夜遅くまでのミーティングが生きたなと思っています」
ーー立ち上がり重視の走り方ですか?
「やはりオーバーテイクされないようにするためには立ち上がりを完璧に決めないといけないんですけど、(立ち上がりを意識しすぎて)あまりにも進入を抑えすぎると一気に詰められてスリップに入られてしまうのでそこは気をつけてバランスを取っていました。最後の方は進入もガンガン行けていましたけど、レース序盤のグリップが感じられないときに進入で攻めすぎてしまうとミスが大きく出てしまうので、そこだけ気をつけて走っていましたね」
ーー後半はある程度、ここを抑えればエンツォ・フィッティパルディには抜かれないというのが見えていた?
「そうですね、彼もペースが安定していませんでしたし、DRS圏内にはいられながらもターン1までに距離をキープするポテンシャルはあるなと感じ取ったので、プッシュするところはプッシュ、抑えるところは抑えるという感じでマネージメントしていました。でも基本的には丸々1周プッシュしていたようなイメージでしたね」
ーーターン1でブロックする必要もほとんどありませんでしたね。
「僕もかなりブレーキングは攻めていたので、もしあれ以上攻めてインに入ってきたとしても絶対に曲がりきれないはずなんで、もし入って来てもシケインをカットしてしっかりディフェンスするという方法は考えていました。入ってくるなら入ってきてください、という構え方でしたね(笑)」
ーー表彰台というのは想像していましたか?
「ペースが良くあって欲しいと願うだけで、ペースが悪くてもクルマをゴールまで運ぶということだけを考えていたので、表彰台というのは想像していなかったですね」
ーーこれまでのベストレースと言っても過言ではないドライビングだったと思います。
「正直、フランスでの初優勝と並ぶくらい嬉しかったですね(笑)。ここまでしんどいレースは今年初めてですし、ここ数年でもなかったですね。しんどかったけどメンタル的には良いトレーニングになったなと思います。コース上では自分が全力を尽くすんだ、チームのために自分にできることを全てやるんだっていう気持ちで戦うことができたので、そこは本当に自分の成長に繋がるんじゃないかと思います」
ーーこれでランキングも4位に浮上しました(その後の車検で失格)。
「ポイントランキングが上がっているのはもちろん嬉しいですけど、考えすぎないようにして自分の持っているポテンシャルをレースでしっかり発揮るる、今日のようなレースができればアブダビでも上手く行くんじゃないかと思っています。もしかするとモノコックだったり何か問題がある可能性もあるので、そこはたっぷり時間があるのでチームと一緒に時間を掛けて準備していきたいと思います」
ーーヘルムート・マルコとしては来年もF2で走らせてチャンピオンを獲らせたいという意向のようです。F1昇格、スーパーライセンス取得はどう考えていますか?
「マルコさんからも薄らとそういう話は聞いていますけど、取れるものは取りに行きますし、アブダビで勝てばランキングは上がるはずなので、そこを目指して変なプッシュの仕方ではなく全力でアタックし続けて結果としてライセンスが取れれば良いなとは思っています。そうすれば来年に向けても良い流れが作れると思いますし、まずはアブダビのフリー走行と予選でしっかりと結果を出すことに集中したいと思っています」
ーー今回ニック・デ・フリースが急きょF1デビューしましたが、地震のスーパーライセンス取得や日本GPでFP1出走の可能性は?
「正直、今の段階では僕は何も聞いていませんし、日本に帰る予定もなく最終戦までイギリスにいます。マルコさんからはこのあとの長いブレイクもイギリスに留まるようにと言われているので、基本的にはF2のレースに集中しろというマルコさんの意図だと理解しています。今のところ僕にはそういう話はありませんし、今ないということはないんだと思います。僕としてもF2に集中できる方が気が楽ですし、日本に帰ると色々ありますから(苦笑)。去年のF3の時はイギリスにいるとヒマでしたけど、今はレッドブルのファクトリーでシミュレーターやトレーニングをやるだけでなくマシンのことを学ぶプログラムというのもありますし、F1のレースのときはレッドブルのミッションルームで無線を聞きながらエンジニアたちと一緒に見ていますし。もちろんDAMSとのコミュニケーションもかなり密に取っていますし、やることがたくさんあるんです。なので集中できるときにたっぷり集中して、もっと自分に力を付けたいなと思っています。僕としてはあんまりF1のことは考えてないですね(笑)、自分のことで必死だったのでそれどころじゃなくて今週のF1のことも全く見てないです(笑)。もちろんF1は目標としているところなので、ライセンスのことを考えればやらなければならないことも見えてくるので、目の前のことをひとつひとつ潰していって最終的にそこに到達できるようにしたいなと思っています」
(text by 米家 峰起 / photo by 米家 峰起, Red Bull)
このこはF2マシン完全にコントロールできてる。、やばい
やばすぎる。。。。
絵がダメだっ
よねやんなんとかしようと。。
なんともならんひどい絵だ。
あゆを表現しとらん
だめだ