REPORT【報道】

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 1月20日、レッドブルが支援する脊髄損傷の治療研究のための非営利団体『Wings for Life』が5月8日に開催する『WORLD RUN 2016』の発表会が行なわれました。このイベントにアンバサダーとして参加する小林可夢偉らが出席し、より多くの人の参加を呼びかけました。

 

「アスリートとして、脊髄損傷というものが身近にあるということを意識するようになりました。実際に僕の先輩でレース中の事故で脊髄損傷を負って今も車いすのドライバーもいますし、身近にあるんだということは僕も常に意識しています」

 

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 可夢偉がそう語ると、同じくアンバサダーを務めるエクストリームペインターのTAKAさんは「僕はスキーのフリースタイル競技をやっていて、練習中に首を骨折して肩から下が不随になりました。昨年6人チームとして参加して、車いすを押してもらって走りました。このイベントには障害者でも走れる喜びがあります。もっと仲間を集めて楽しみたいと思いました。今年はもっと楽しみたいと思っています」と嬉しそうに語りました。

 

 WORLD RUNは2014年から毎年開催され、日本では昨年5月に初開催されて今年で2回目の開催となります。全世界30数カ所で同時にスタートが切られ、その30分後からキャッチャーカーと呼ばれるクルマが参加者たちを追いかけて、それに捕まるとフィニッシュ。昨年は79.9kmを走破した選手がチャンピオンとなりました。

 

 参加者たちの参加費は全てWings for Lifeを通じて寄付され、毎年5億円前後の寄付金が集められています。

 

 日本せきずい基金の大濱眞理事長も出席し、脊髄損傷の治療研究が進んでいることを説明するとともに、脊髄損傷者がこのWORLD RUNに参加して楽しむことができ、なおかつ全世界から集められた参加費が研究の助成金として寄付されることを歓迎すると語りました。

 

「IPS細胞を使った治療が2018年から始まる見込みで、損傷から年月が経った慢性期の障害についても2019年か20年には始まります。脊髄損傷だけでなく中枢系障害が治る可能性があります。脊髄損傷の治癒は夢ですが、5年先にはかなり現実に近付いているはずです。このイベントを通じて少しでも多くの支援が寄せられることを願います」

 

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 100kmマラソン世界記録保持者である砂田貴裕さんもアンバサダーを務め、大会に参加します。

 

「競争することが目的ではなく、この活動を大勢の人に知ってもらうこと、そして参加してもらうことが目的です。犬の散歩をしながらでも参加できる、楽しめるイベントです。マラソンだけど、キャッチャーカーに捕まったところがゴールで、捕まるまでは走り続けるある意味ではゴールがないイベント。この活動を通して利用が発展し、脊髄損傷者の方々が歩けるようになる日が本当のゴールなのだと思います」

 

 

 5月8日に滋賀県・高島市で行なわれる今年のWORLD RUNは、ウェブサイト(http://www.wingsforlifeworldrun.com/jp/ja/)でエントリーを受付中。日本では夜8時スタートとなりますが、参加者にはPUMA提供のオリジナルTシャツだけでなく、暗闇を走るための独LED LENSER社のLEDライトも提供されます。定員は3500名ですので、参加希望の方はお早めにどうぞ。

 

(text by 米家 峰起 / photo by 米家 峰起, Red Bull)

 

 

 

 

 

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