【特別インタビュー】角田裕毅「全レース、全神経を使った1年。来年は角田裕毅の“完成形”を見せたい」
2023年最終戦アブダビGPの決勝直後、角田裕毅に2023年シーズンを振り返る単独インタビューを行なった。
パルクフェルメからTV Penに直行してメディア対応を終え、チームのホスピタリティに戻りまだレーシングスーツ姿のままの角田は、シーズン中のどのインタビューとも違って目に見えてリラックスした様子と口調で語ってくれた。特にランキング7位のため6位入賞を目指すという厳しいレースをし、F1で初めてのトップ走行まで経験したレースを終えた緊張感からの満足感と解放感を心地良く味わっているような、そんな角田に2023年シーズンに起きた様々なことを振り返ってもらった。
今まであまり語られることがなかった、今年のレースにかける角田の思いや感情の揺れ、そして2024年に向けた思いを知って頂きたい。
全レース、全神経を使った1年
短くはなかった、でもあっという間だった
ーー2023年シーズンが終わりましたが、今はどんな気分ですか?
「まだ終わったっていう感覚がないですし、コンストラクターズランキング7位を逃したという実感もまだ薄いような気がします。それだけ良いレースだったから……ただ良かったのは、レース中に一時6番手を走っていて『行けるかな』と思ったんですけど、そこから抜かれていったときにフラストレーションが来そうだったんですけど、そこで集中力を切らさずに最後まで全てを出し切れたこと。そこで堪えられたことはすごく良かったかなって思っています」
ーーまだ終わったという実感がないということでしたが、今シーズンは長く感じましたか?
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素晴らしいインタビュー記事をありがとうございます。
去年までとは別人のようですね。
もう心配してハラハラしながらレースを観ることはなくなりそうです。
来年が角田選手の飛躍の年になることを期待しています。
アブダビのレース直後でしたが、僕もビックリしたくらいリラックスした語り口でした。FIA F3に来る前年のハンガリーGPに視察に来たときから角田くんとはずっと喋ってきていますが、昔の子供っぽかったときとはまた違ったリラックスで、話している内容もまさに肩の力が抜けているなと思います。メキシコで失ったポイントの計算は間違ってましたけどね(笑)
今シーズンを振り返ってみると個人的に宮川マリオさんがマネージャーに
就いてくれたのが一番大きかったのではないかと思いました。
本当に頼もしいです。
精神的な面でのフォローというか、ケアをしてくれる人がいるというのが良かったようですね。どうしても1人だと精神的に不安定というかピーキーになりがちですし、そこはフィジオも手に負えなかったようなので。。。