【アプレゲールですいません。】エンジンサプライヤーはエンジン供給者(その2)
直接反論されたわけではないのでそれに対して反論するのは主義に反しますが、メディア関係者の中でしっかりと信念を持って伝えるべきことを伝えている数少ないライターさんのご意見でしたので、少しだけ。
国内のレースを中心に書いていらっしゃる大串さんがオートスポーツのコラムで我々のことを批判しておられるということで、その記事を読ませて頂きました。
冒頭で大串さんはジャーナリストを名乗っていないとおっしゃっていて、それは僕も全く同じです。でも大串さんは国内外のレースに向き合って信念を持って報じておられる方だと理解していたので、今回の記事内容についてはいささか残念な感を免れませんでした。
YouTubeで「酒に酔ったかのような軽薄な態度」「ヘラヘラ放談」という点。我々が2人とも下戸で一切お酒は嗜まないのはさておき、ああいう演出で表現したことに対して、その表層の部分を批判されたことが残念でした。見るに堪えないと思って動画の全てをご覧になっていないのかもしれませんが、であれば批判するべきではないと思います。
関係者やレースに対する敬意がないと感じられたなら申し訳なく思いますが、当然ながら敬意は持っています。軽薄なのは最初だけだと思うし、「たかがエンジン屋が」という言葉が強すぎて、「誹謗中傷だ」と指摘されているのはその点なのかもしれないけど、僕がその強い言葉で言いたかったのは、トヨタもホンダも本来SFにおいては「エンジンサプライヤーであることを思い出して欲しい」ということです。動画内でも話したけど、エンジンを作っている技術者さんたちをバカにしてなどいないし、問題ありと指摘しているのは運営をしている「本社」の方です。
日本のメーカーの育成プログラムの問題点は「囲い込み」ではなく、キャリアのスタート地点でトヨタかホンダのスクールを通過しなかったドライバーを全て排除するという「囲い出し」の方です。だからSFもF3もF4もステップアップカテゴリーの体を為していない(GTはメーカー主体なのだから存分に囲い込みすれば良いと思います)。それが我々の訴えたことです。
もし全てをご覧になって頂けた上であの批判をされているなら、我々が自動車メーカーのレース対する関わり方の問題点、それが今後この国のレースにどんな影響を及ぼすのか、この国からF1ドライバーが生まれる可能性がいかに狭められる恐れがあるのか、と訴えた本質の方を重要視して頂きたかった。
意見は人それぞれなので、僕らの意見と違うならそれは構わないし、今のSFやメーカーのあり方が「問題ない」と思われるならそれでも構わない。もし我々が訴えたことが「間違っている」とおっしゃるなら、大串さんがご存じの「事実」を伝えてください。
だけど、こうして国内メディアの人たちが伝えない「現状」を伝えたことで多くのファンが疑問を持ったことは確かだし、考えるきっかけになったことは確かです。
その結果として、「そう思う」と「そうは思わない」と意見が分かれるのは全然構わない。
誰も知らないところでこんなことがまかり通っているよりは何万倍も良いと思う。
picar3のピカーチャンネルではまた別の視点で「自動車メーカーが憶測で風評被害に遭うのは良くない」と軽々に批判すべきではないと語っておられました。しかし我々が動画内で語ったことは「憶測」ではないし、複数の関係者から得た情報です。それをご理解頂いた上で、改めてご意見を伺ってみたいなという気もします。
最後に改めて言いますが、私も自分のことをジャーナリストだなどと名乗ったことはないし、自分たちのやっていることがジャーナリズムだなどとも思っていません。
レースはスポーツであり、エンターテインメントです。見る人に楽しんでもらう、喜んでもらうことが目的です。それを伝える側の我々も、そうあるべきだと思います。
(text by 米家 峰起)
まあ、批判をすれば、返り血を浴びるし、自分も傷つくよね。
米やんがジャーナリストかどうかはさておきw、SFを、F1へのステップアップカテゴリーとするのかどうかというのが根本的な違いだと思いました。大串さんは、ガラパゴス上等って考えで、これには、ナショナリストの私も惹かれるんだよね(笑)。そもそもF1へ行くかどうかは問題にしていないと。ただ、それを言い切るためには、
日本がアジアのリーダーとしてF1に比肩しうる独自のモータースポーツカテゴリーを作ること
ってのが絶対条件です。
ジャパンアズナンバーワン
の可能性を信じていた世代と、それ以後の世代の違いではないかなと愚考しております。
Taroさんは以前の世代(ワシと同世代w)、米やんは以後の世代。
ただ、それなら具体的な形で示してやれよと思いますけどね。スマン。
逆にF1はさておき、F2やFIA-F3になくSFにある魅力って何ですかね?
F2なんかでは、F1候補生としてドンガラガッシャンしながらも
血気盛んでかつ学びながらレースしてる感が感じられ
それらが見てる側も魅力として感じられると思いますが
SFってそれらが全く感じないですよね。
中途半端にヨーロッパのハイブランドを真似している
日本のセレクトブランドみたいな感じですかね。
もう何年もSFを見に行ってないので
今年は行ける限り行こうかと思います。
生で見れば、新たな魅力も発見出来る可能性もあるし
逆に文句も正々堂々と?言えますし笑笑
ってかファンにここまで気を遣わせる
興行ってやっぱアカン笑笑
最後の文が、本当に全てだな。と、思います。
見ている我々もそうですし、している側もそうであってほしいです。
何故か、そうならないのが不思議ですし、そうならなければ衰退していくだけなんですよね。。。