【アプレゲールですいません。】GP2の見方、間違ってませんか?
今年は久々にGP2に日本人ドライバー、伊沢拓也選手が参戦することが決まりました。最初にこの話を聞いたのは昨年のアブダビGPの時でしたが、日本人としては嬉しい限りですし、GP2の取材をする者としても。コバヤシ選手以来だから、2009年から誰もいなかったわけですからね。
もちろん、今のGP2で戦っていくというのはかなり大変なことだと思います。
GP2というと、無茶苦茶で荒っぽいドライバーたちが暴れ回るレース、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、それだけじゃありません。たいていの場合、ぶつかっているのは下位のドライバーで、上位勢は素晴らしいバトルや走りを見せてくれています。
2014年は現行マシンで4年目になるだけに各チームのノウハウも蓄積されて実力が拮抗していますし、かなり激しい戦いになると思います。ドライバーの腕の差がハッキリ出るとも言えるでしょう。
GP2のパドックはF1パドックとは離れた場所にありますから、F1メディア関係者でもGP2を取材する人はほとんどいません。GP2のセッションはF1の走行が終わって取材に忙しい時間帯に行なわれることもありますし。
それでも僕は以前からちょくちょくGP2のスターティンググリッドやパドックに行って取材していますし、「ごはん食べてく?」と言われてGP2&GP3シリーズのホスピタリティユニットで晩ごはんをご馳走になったりしているので(苦笑)、自然と顔見知りが増えていくんですよね。
上の写真のように、GP2もGP3も全チーム・全ドライバーが同じようにこのホスピタリティで食事をするんです。この中にも何人かドライバーが映ってるし、ここでごはん食べる子たちが数年後にF1に来て「おぉ!」みたいな感じになったりするんですよね。逆にGP2出身の現役F1ドライバーがここに食べに来ててバッタリ、なんてこともあるし。
そんな中で取材したレポートや関係者のインタビュー記事も、ぜひご覧になってみてください。GP2の見え方がちょっと変わってくるんじゃないかなぁと思います。
(text and photo by 米家 峰起)
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